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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

入力軸の回転力のみで高速・高精度の角穴加工ができる日本初の装置の開発【戸田精機】

[金属|奈良県]相談・アドバイスなしなし

企業概要

戸田精機は、昭和50年(1975年)1月に大阪府東大阪市において戸田精機製作所として設立されました。その後、昭和54年8月に法人に改組して株式会社戸田精機となりました。

そして、昭和61年(1986年)5月に、現在の所在地である奈良県生駒市に移転しました。

さて、プレス金型・鍛造金型・樹脂成型金型・鋳型造型金型や工作機械部品、治工具、半導体特殊加工、プラスチックなどに要求される10mm程度の角穴形状加工などは、従来はフライス盤を用いてエンドミルによる加工、放電加工、ワイヤカット放電加工が一般的に採用されています。

一方、こうした従来の加工方法は段取り時間、加工時間が長くかかり、結果的に大幅なコストアップになっているのが現状です。

別の方法では、角柱状刃物の往復運動によるせん断加工方法もありますが、貫通角穴加工に限定されるという弱点があり、今回の開発製品はこの弱点を解決したのが特徴です。

コーナー加工がシビアにできているコーナー加工がシビアにできている 既存の加工機で作業が可能である既存の加工機で作業が可能である

この製品は、入力軸の回転のみを用いた動力伝達で高精度の角穴を高速(従来の加工速度の約20倍)で加工が可能であり、短納期で安価にユーザーに応えることが可能です。

現在抱えている課題は、金属加工の場合、コーナー切削時に発生する過大な切削抵抗に耐え得る刃物の開発です。

回転運動で角穴加工ができる仕組の図示
回転運動で角穴加工ができる仕組の図示
企業名 株式会社戸田精機
代表者名 戸田 照 従業員数 28名
資本金 1,000万円 売上高 6億5,100万円(平成20年度)
住所 奈良県生駒市北田原町1566-2
電話番号 0743-79-0927
主要製品 マジカルバイス、ワンダーバイス、コレット、コイリングマシン ユニバーサルアングルヘッド

制度を利用するきっかけ

同社との接点は、NPO法人ATAC・MATE奈良が「生駒地域産学連携物づくり構築事業」(生駒商工会議所)に参画した平成14年7月にスタートしました。同社の戸田照社長はかねてから角穴加工の構想を持っており、具体化するチャンスを狙っていました。そこで、平成17年度に「奈良県実用化・製品化研究開発調査事業」を紹介し、具体的な支援を開始したのがきっかけです。

支援内容

平成14年7月から同社の支援がスタートしましたが、受注に追われ、開発活動が遅々として進まない状況が3年ほど続きました。

試作・開発活動が具体的に進み始めたのは、平成17年5月に2年間の事業としてスタートした「奈良県実用化・製品化研究開発調査事業」の補助事業に応募し、交付が決定した平成17年10月以降のことです。

この間、同社とATAC・MATE奈良の技術者が共同で試作・開発に取り組み、ようやくプラスチック加工分野向けはほぼ完成し、金属関係分野においては切削工具の研究課題を残して、現在に至っています。

この試作・研究を加速するために、平成21年6月に発表された国の「ものづくり中小企業製品開発等支援事業(試作開発等支援事業、製品実証等支援事業)」に応募し、競争率5倍の難関を突破して見事採用されたのを受け、完成したプラスチック加工分野への販売促進と金属加工用切削工具の全面解決に向け、支援を開始する方針で進んでいます。

支援の結果と今後の展開

中小企業はあまりにも雑用が多く計画的に時間をとることが難しいこと,社長が開発担当を兼務している状況から、このテーマは企業単独では100%前進しなかったと推測します。

ATAC・MATE奈良がPDCA(Plan Do Check Act)を回しながらスケジュール管理を行い、計画的に試作・開発活動を支援したことは大変効果的でした。

今後は、プラスチック加工部門への販売活動(年間目標100台)の推進と、金属分野向け製品の完成を目指す方針で進んでいます。

お問い合わせ先
NPO法人ATAC・MATE奈良
TEL:0742-53-5202

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