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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

天然木のぬくもりをそのままに―硬質ウレタン成型品の擬木の用途開発【ヘルメス】

[その他|愛知県]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

天然木のぬくもりを表現しました

天然木のぬくもりを表現しました

ヘルメス株式会社は、硬質ウレタン樹脂成型品の製造・販売を手がけている企業です。

同社の主要製品である硬質ウレタン樹脂成型品の形態にはさまざまなものがありますが、「どのような用途でも使用できる」という全方位的な営業では、製品化のノウハウも営業のノウハウも蓄積されないため、「擬木」をメインに展開することとしました。

「擬木」製品は、アルミ、FRP、コンクリート、プラスチックなど、いくつかの競合品(類似品・代替品)があります。しかし、質感や耐候性、断熱性、比重の軽さなにおいて、硬質ウレタン成型品に優位性があります。また、成型にゴム型を使用することにより射出成型用金型やアルミ押出し型などと比べ、型費を大幅に削減できますので価格優位性もあります。もちろん型費が高いほかの素材でも、完成品を大量に生産すれば1個あたりの型費負担は減りますが、同社がこだわる"質感"は硬質ウレタンが勝っています。

一方、型取りや塗装など作業のほとんどが手作業になりますので、同社は小ロット対応を求められる(個性を追求している)商品とのコラボレーションを考えるようになりました。

同社は技術力には自負があり、自社製品には魅力があると信じていましたが、拡販に至らない状況が続きました。そこで亀井則宏社長は、これまでの発注や商品化の依頼が商社経由であることから、「用途やニーズなどメーカーとして持つべき情報を持っていないのではないか」と考えるようになりました。

企業名 ヘルメス株式会社
代表者名 亀井則宏 従業員数 12名
資本金 1,500万円 売上高 非公開
住所 愛知県名古屋市港区十一屋2-280
電話番号 052-384-1535
主要製品 硬質発泡ウレタン樹脂成型品製造・販売

制度を利用するきっかけ

亀井社長は、「用途やニーズなどメーカーとして持つべき情報の入手法」を中小機構中部に相談したところ、同社も出展する「ベンチャーフェアJapan」に「出張相談会」があることを知り、そこで今後の展開策を相談しました。亀井社長には「成型品の商品化の可能性や具体的な用途について仮説を立てたうえで情報収集し、仮説が正しいか検証したい」という明確な目的意識と意欲がありましたので、「販路開拓コーディネート事業」で支援することになりました。

支援内容

「マーケティングのブラッシュアップ(仮説の立案)」と「販路開拓活動(仮説の検証と是正)」の2段階で支援しました。

ブラッシュアップでは、特に「用途を具体化し、市場を絞り込む」ことに注力し、「ベランダ用 手すり柱」「ガーデニング用 立水栓柱」「ガーデンライト用 柱」という使用場面の仮説を立てました。

販路開拓活動では、3名の販路開拓コーディネーター(販路CO)が同社を担当しました。販路COは亀井社長とともに、大手のアルミ材メーカーやエクステリア用品メーカー、照明器具メーカーに同行して、ニーズの有無や課題などを確認しました。

同社が重視していた製品の質感は、ほとんどの企業で評価されました。しかし、大手企業の多くは「個性」よりも市場性や経済性、すなわち多くの方に喜ばれる商品をできるだけ安価に生産・販売するビジネスモデルであり、小ロットのニーズはないとの回答でした。

また、「環境への優しさを訴求できる製品なら検討する」「強度・硬度、摩耗性・耐久性、などのデータが不足している」などの要望や意見もありましたが、すべての要望や意見に応えることは、経営資源を鑑みても難しい状況でした。

そのため活動途中で仮説を立て直し、ほぼ「一品」のみのニーズ、すなわち、(1)仕様やニーズに応じて毎回、設計・製作・施工する市場、(2)大手企業が参入するには規模が不十分である市場をターゲットにしました。具体的には、屋上緑化や景観緑化などの市場でした。

支援の結果と今後の展開

新たな仮説でアプローチした市場(企業)からも質感が評価され、かつ「テスト使用」の要望もあったため、亀井社長は販路COとコミュニケーションを取りながら試作品の製作や見積書の提出などを進めました。

しかし市場を変更したため、軽量コンクリートや発泡スチロールなど、新たな競合素材が現れ、ウレタンのほうが高コストであることが判明しました。その価格差を付加価値で埋められるよう、さまざまな研究やテストを重ねています。

お問い合わせ先
(独)中小機構関東経営支援部販路支援課
TEL:03-5470-1638

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