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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

書類往復の手間と経費の削減、環境保護にも貢献する往復封筒【星光美装】

[その他|埼玉県]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

株式会社星光美装は、昭和57年(1982年)の法人化に伴い現社名にあらため、就職情報誌の発送代行業務を始めました。その後、ダイレクトメールなども手がけることで業容が拡大し、昭和63年には設備の拡充やスペース拡張のため本社と工場を現在地である埼玉県志木市に移しました。

大口邦雄社長は大変なアイデアマンで、これまでにラベリングや封入作業を自動化する装置をいくつも開発し、特許を取得しています。「往復封筒」のアイデアは、毎日何万通ものダイレクトメールを発送していたときに「こんなムダにお金がかかることをどうしてやっているのかな?」という疑問から生まれました。そこから大口社長はいかにムダをなくして効率的な封筒をつくるかに知恵を絞り、自ら試作品づくりを繰り返したといいます。あるとき「往復ハガキがあるのに往復封筒がない」という考えが頭をよぎった瞬間、フラップで切手と住所を隠すことで同じ封筒が2回使える方法を考えつきました。このアイデアを形にするために往復封筒開発チームを結成し、多くの人の知恵を結集して『Rエコ封筒』の商品化に成功しました。

同社の開発した『Rエコ封筒』は、1つの封筒が往復に使えるので、企業が経費を削減できる、利用者が使いやすい、社会的にも紙資源の節約になるという"三方よし"の商品です。大口社長は、小さな積み重ねが社会に役立てば「星光美装という会社が有名にならなくてもよい」と考え、日々往復封筒『Rエコ封筒』の普及に邁進しています。

企業名 株式会社星光美装
代表者名 大口邦雄 従業員数 10名
資本金 2,000万円 売上高 非公開
住所 埼玉県志木市中宗岡2-2-8
電話番号 048-476-6012(代)
主要製品 往復封筒『Rエコ封筒』の企画・製造・販売、ダイレクトメールの発送代行

制度を利用するきっかけ

同社が平成18年度の中小企業総合展に出展したとき、事前説明会で販路開拓コーディネート事業を知り、大口社長はこの事業を通して(1)『Rエコ封筒』についてのニーズを収集し、(2)商品の完成に向けた改良点の情報を市場から直接聞くために活用できればと支援を希望しました。埼玉県ベンチャー企業優良製品コンテストに連続で入賞(平成20年まで3年連続)を果たしており、埼玉県中小企業振興公社の推薦を得て、中小機構関東に支援を申し込みました。

支援内容

支援対象商品の『Rエコ封筒』は、同一封筒で送信・返信ができる仕組み(図参照)になっており、封筒を大量消費する企業のコスト削減とともに、従来の方法よりも返信者の手間を削減できるところに利点があります。小さな積み重ねで地球環境と資源保護にも貢献することができます。この仕組みを使ったPP袋タイプでは、すでにCDやDVDレンタルの大手企業に採用され、実績をあげていました。そこで、今回の支援では紙タイプの『Rエコ封筒』が適応できる範囲を通信教育業界、損害保険業界、宅配便業界に絞り有用性を検証しました。

往復封筒の使用例
往復封筒の使用例

3名のコーディネーターが直接市場の声を聞くための事前調査と、アプローチ先企業へ同行訪問を行いました。

1社の損害保険会社では、勧誘用のダイレクトメールの回収率が悪くて困っていました。そこで『Rエコ封筒』を提案したところ、切替えのコストが若干かかっても、損保会社の労力が減るため回収率の向上につながるという効果を認めていただきました。通信教育業界では、アプローチ先の企業から封筒の形態についての貴重な情報を収集できました。しかし、宅配便業界の大手企業からは、往復便に適する内容物は親書になるものが多いと想定され、郵便法の制約があるため採用は難しいといわれました。

大口社長の積極的な活動とコーディネーターの熱心な支援により、支援期間の中でさまざまな有用情報を得ることができました。

支援の結果と今後の展開

損害保険会社に対しては、ダイレクトメール用往復封筒として受注に結びつきました。通信教育業界では1社に見積書を提出、1社でデモンストレーションを行いました。これらによって、『Rエコ封筒』の可能性について今後の展望が開けてきました。

報告会では、(1)利用者が感じるさらなるメリットの提供で工夫を続けること、(2)採用のタイミングを図った継続的な営業活動が求められること、(3)模倣を防ぐための知的所有権の保護に注力すること、などを提言しました。

お問い合わせ先
(独)中小機構関東経営支援部販路支援課
TEL:03-5470-1638

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