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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

工場統合で「クイック&ローコスト」の強みを倍増、新分野受注にも進出!【カワイローラ】

[金属|福井県]専門家派遣相談・アドバイス情報提供

企業概要

平成20年8月竣工の新本社工場

平成20年8月竣工の新本社工場

カワイローラは、大正10年(1921年)に福井県の地場産業である織物製造の会社としてスタートしました。90年近くの長い業歴の中、個人経営から合資会社、株式会社と経営形態は変化し、社名も変化してきました。事業内容も絹羽二重織物からレーヨン織物・合繊織物へと、さらには構造不況に至った織物業からの転身を図り、ローラ製造業へと事業転換を行うという、ダイナミックな変化を遂げてきました。

現社長の河合矢代治氏が代表取締役に就いたのは、バブル景気がピークを迎えようとする平成元年(1989年)のことでしたが、世間が好景気に沸く中、構造不況下で大きな痛手を被っていた織物製造業を引き継いだ時点では、マイナスからのスタートを余儀なくされました。そこで河合社長はローラ製造事業への参入を決断し、東大阪に営業所を開設するなどして業容を拡大、そして平成5年(1993年)には思い切って織物製造業から撤退し、ローラ製造事業に専門化する決断をしました。その後、紆余曲折はありながらも技術の蓄積と業容の拡大を進め、工場の移転、増設を行って生産力を高めてきました。

現在は単にローラの製造にとどまらず、ベルトコンベヤの設計・施工、さらには板金加工や建築用型枠加工などローラ以外の事業にも業容を広げています。平成20年8月には、福井市内1カ所、坂井市内2カ所に分散していた3つの工場と1つの倉庫を統合した新本社工場が福井県永平寺町に竣工し、生産性を飛躍的に高めています。

主力製品のキャリヤローラ主力製品のキャリヤローラ 総合技術力が必要な大型スクリューコンベヤ総合技術力が必要な大型スクリューコンベヤ
企業名 カワイローラ株式会社
代表者名 河合矢代治 従業員数 55名
資本金 5,500万円 売上高 7億円
住所 福井県吉田郡永平寺町松岡領家11
電話番号 0776-61-3522
主要製品 ベルトコンベヤ設計・製作・施工、駆動コンベヤ・ローラーコンベヤ販売、コンベヤ関連部品販売・加工

制度を利用するきっかけ

カワイローラは、平成16年(2004年)に1回目の経営革新計画の承認を受け、工場の増設、設計・施工部門の強化を図りましたが、結果的にはあまり広くない工場が3つに分散する形で、生産効率の面では不満が残るものでした。河合社長は、これまでも商工会や地元の大学、金融機関など周りの支援者を巻き込み、そのアドバイスやサポートを活用しながら苦境からの事業転換・拡大を行ってきましたが、今回もそれらサポーターの助言も受け、建築用型枠への進出とともに工場を新設・統合する計画を進めました。そんな中、再度経営革新計画の承認を得るために(財)ふくい産業支援センターに相談を依頼したのです。

支援内容

ふくい産業支援センターは、相談窓口での対応と同時に、福井県商工会連合会と連携して経営革新計画作成のアドバイスを行っていきました。また、地元金融機関とも相談しながら、資金計画の作成や新工場の用地取得を進めていきました。
 さらに、工場新設・統合後にその生産効率を飛躍的に高めるポイントとなる新工場のレイアウトを検討するに際し、ふくい産業支援センターの専門家派遣事業を活用することとしました。製造業を専門とする民間の中小企業診断士と、中小企業診断士の資格をもつふくい産業支援センターの職員とがチームを組んで検討・アドバイスを行い、3つの工場の生産設備や塗装スペース、倉庫のスペースをどのように配置するか、加工スペースを大きく取ることになる建築用型枠の生産スペースをいかに配置するかというテーマについて検討し、原案を完成させました。

狭かった3つの工場を統合して効率的なレイアウトとすることで、工場内での移動の効率化はもちろん、不要な横もち移動や人員配置もなくなり、2割以上の生産リードタイムの短縮や原価率逓減を図ることができ、同社の武器である「クイック&ローコスト」を大きく強めるという計画がまとまりました。

一方では、3つの工場を統合しても家賃負担との差し引きをすれば、キャッシュフロー的には負担を増やさずにすむという資金計画もまとまり、カワイローラの経営革新計画は完成したのです。

支援の結果と今後の展開

経営革新計画は無事承認を受け、地元金融機関2行からの融資も得て、計画を実行に移すことができました。新工場は完成し、効率的なレイアウトの、広々とした明るい工場で生産効率はほぼ予定どおり向上しています。効率向上により、残業を減らしながらもこれまで断らざるをえなかった繁忙期の受注や急な受注、小ロットの受注を受けられるようになり、急速に不況入りした後でも売上を確保できています。

地元の若手を中心に従業員も増え、若さと明るさが溢れる工場へと変化しています。河合社長の「社員が嫁をもらいやすい会社にする」という目標に着実に近づいています。

お問い合わせ先
(財)ふくい産業支援センター 新事業支援部
TEL:0776-67-7400

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