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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

天然植物繊維によるリサイクル可能な内装ボード【フォーエス】

[建設・土木・不動産|東京都]相談・アドバイス資金援助・債務保証なし

企業概要

エコプロダクツ2005 出展

エコプロダクツ2005 出展

フォーエスは昭和61年(1986年)の会社設立以来、ビルなどの内装工事を専門に施工してきました。最近の建築は気密性をあげるため、断熱材としてグラスウール・ロックウールが主に使用されています。しかし、これらの接着剤に含まれるホルムアルデヒドなどは、シックハウス症候群の原因ともなっており、さらに解体時にこれらはほとんどリサイクルされず、産業廃棄物として最終処分され、地球環境に大きな負荷を与えています。

このような背景のもと、人と環境に優しい「自然に調和する天然原料」の建材への応用が、今後の同社の進むべき方向と考え、その素材開発に力を入れてきました。そのような中で生まれたエコ建材は、同社の長年の施工経験をもとに、植物繊維からつくられたボードです。しかし、まだ開発段階で、原料から製品までの一貫した生産体制の確立による量産化方法を検討していました。

企業名 株式会社フォーエス
代表者名 代表取締役社長 横田眞一 従業員数 18名
資本金 4,000万円 売上高 8億7,379万円
住所 東京都港区東麻布1-5-2
電話番号 03-6229-4004
主要製品 内装工事施工、内装材製造

制度を利用するきっかけ

(財)建設業振興基金の実施する専門家派遣事業のワンストップサービスセンター事業を知り、平成18年(2006年)より経営支援アドバイザーの支援を受けてきました。特に、植物繊維ボードの事業化には、海外を含め原料調達ルートの確立、実生産レベルでの試作実験による条件検討など、開発費用が必要となります。このため、これらの開発に関わる資金援助の支援策を探していました。そのような中、(財)建設業振興基金が主催する、「建設業の新分野進出等モデル構築支援事業」を建設業経営支援アドバイザーから教えてもらい、支援を受けながらその支援事業に申し込み、認定を受けました。

支援内容

上記のようにワンストップサービスセンター事業の専門家派遣により、新規事業である植物繊維ボード事業化のための相談を受けました。そして、専門家の支援により、海外からの原料調達ルートの探索、内装ボードの試作実験費用などについて、「新分野進出等モデル構築支援事業」の委託金にて、開発を進めることができました。

その結果、海外(ロシア)からの輸入可能性について、原料となる植物繊維は、元々価格が高いうえにロシア国内の輸送コストがかかるため、コスト競争力がなく、国内生産を検討することにしました。また、原綿による断熱材では、現行のグラスウールなど鉱物繊維との価格差が大きく、また断熱材のみではそのほかの建材から発生するVOC(揮発性有機化合物。公害や健康被害を引き起こす恐れがある)への対策がなされていないことから、植物繊維をボード化し、壁、床、天井などの建材へ応用することを検討しました。

具体的には、岐阜県にある断熱材メーカーの協力のもと硬質板化を研究し、ホットプレスとコールドプレスを組み合わせた加工技術による新規の硬質板、植物繊維ボードを開発することに成功しました。

さらに、建材として使用する場合の要件である不燃化についても、岐阜県のメーカーとの共同研究により、特殊な不燃液の含浸方法を開発し、不燃化に目処がつきました。

支援の結果と今後の展開

繊維を輸入した場合のコスト計算をした結果、海外からの輸入よりも、国内生産の方が、優位性があると分りました。このため、海外の主要産地である北ヨーロッパと気候条件が近く、また戦前まで大規模に栽培されていた北海道で、植物の栽培を再現する計画を立てました。具体的には、地元農家との話し合いをもち、試験的委託栽培契約を締結して、平成21年度の委託栽培による農業収支試算のための種子選択、農業機械の仕様検討のためフランスへ出張するなど、情報収集を開始しています。

お問い合わせ先
(財)建設業振興基金 構造改善センター
TEL:03-5473-4572

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