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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

エコロジーに貢献する廃繊維・廃プラを使った「かたわくエコちゃん」【エス・ティ・ムカイ】

[建設・土木・不動産|東京都]資金援助・債務保証なしなし

企業概要

施工業者の生産性向上に寄与します

施工業者の生産性向上に寄与します

エス・ティ・ムカイ(株)は、型枠工事の競争力を強化するため向井建設(株)の子会社として平成12年(2000年)9月に設立されました。茨城県稲敷市には、敷地8,000m2の大利根型枠加工センターがあり、従来は、大工が現場で行っていた型枠加工を、パソコンデータ処理による材料の切断と釘打ちを機械化する「自動型枠加工システム」を導入し、加工精度の高い型枠を迅速に提供しています。

建設業の厳しい現状の中で、型枠施工業者も工事価格の低迷、慢性的な労務不足に加え年を追うごとに、現場での要求品質を高く求められるようになっています。そうした型枠業者に、「加工精度の高い型枠」を「低コスト」で「迅速」に提供し、本来業務である組み立て作業に集中することにより、生産性を向上させることを同社の理念としています。

人材の確保は、生産拠点が本店所在地である東京とは、離れた茨城県であるため、地元での採用を行っています。型枠パネルの加工、製造の業務は機械化されていることもあり、男女での格差はなく、労働条件も男女での格差はありません。また、人材の育成では、向井建設と連携し、同社の教育施設、各種資料を活用し教育訓練を実施しています。

「かたわくエコちゃん」ができるまで

「かたわくエコちゃん」ができるまで(クリックすると大きな画像が表示されます。)

企業名 エス・ティ・ムカイ株式会社
代表者名 代表取締役会長 向井敏雄 従業員数 8名
資本金 4,000万円 売上高 非公開
住所 東京都千代田区神田須田町2-8-1
電話番号 03-3257-1520
主要製品 コンクリート用型枠、建築資材

制度を利用するきっかけ

同社は、型枠の製造を手作業から機械化することにより精度を向上させ、釘打ちの量を増加させることによる強度の強化を行うなど、製品の品質向上に注力してきました。しかし、平成18年(06年)5月「ウッドショック」と呼ばれる合板の価格高騰現象などによる急激な環境変化が起こり、さらなる製品開発の必要性に迫られました。
 この課題に対応するため、竹中工務店とトヨタが特許としてもつPP(ポリプロピレン)シートを利用した型枠製造方法技術の通常実施権の許諾を受け、新製品「かたわくエコちゃん」の製造、販売に着手することとしました。

支援内容

「かたわくエコちゃん」の特徴は、環境に優しいことです。PPシートは、廃繊維・廃ポリプロピレンを使ったリサイクルシートであり、資源リサイクルに貢献しています。また、PPシートは、焼却時に有毒ガスが発生しません。コスト面においても、従来の型枠は転用回数の限度が10回程度ですが、本製品は25回以上転用することができるので、経済的であり、廃棄量の削減、使用合板の少量化にも貢献しています。

「かたわくエコちゃん」の製造、販売の取組みは平成18年8月より開始しました。
 生産体制は、大利根型枠加工センター内の既存施設内に新しい生産ラインを設置することとし、いままで既存施設内に収容していた資材を保管するための新しいテント倉庫を建設しました。同年12月には、新しい生産ラインを施設内に設置し、材機調整、試験生産、生産過程の不具合の検証、外部検査などをへて、平成19年3月より本稼動生産に至りました。試験生産では、PPシートを合板に接着させる作業工程で、ゆがみやずれが生じやすく、品質レベルを製品化できるまで引き上げることに苦慮しましたが、同社のいままで蓄積してきた経験知から製品化することができました。

営業開拓は、トヨタとの外部連携により、営業同行による顧客への技術説明や営業スタッフにセールスで必要となる専門知識を付与するなどの営業指導を受け、販売体制を確立しました。

支援の結果と今後の展開

かたわくエコちゃんの導入により、従業員も1名増加しました。建設業界では、特に公共事業の受注が難しくなってきていますが、最近の入札では、エコポイントによる評価が導入されていることから、エコ商品である「かたわくエコちゃん」の受注が増加しています。建築基準法改正の影響を受け、高層マンションなどの型枠の需要は減少傾向ですが、今後は、高速道路などの土木工事をターゲットとして、業務拡大を図っていきます。

お問い合わせ先
(財)建設業振興基金 構造改善センター
TEL:03-5473-4572

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