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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

「一店逸ピン運動」を通じて開発した、「古さ」を「目新しさ」に変えた魅力商品【郷土食と宿 せんでゃー】

[食料・食品|山梨県]その他なしなし

企業概要

「郷土食と宿 せんでゃ〜」は、山梨県山中湖村に立地する平成17年(2005年)設立(設立前は企業の保養所として運営)の民宿です。富士山の麓にある自然豊かな森林に囲まれており、建物の周りには静寂な空間が漂います。このため、「ゆったりとした時間を過ごしたい」というニーズをもつ個人はもとより、「集中して勉学に励みたい」という大学のゼミ生も顧客となっています。

同社は、郷土食を特色とした宿泊施設の運営および赤飯・五目おこわ・餅の製造販売(基本的には予約販売)を行っています。特に後者は、最近多くのファンがつき、地域における知名度も高くなってきました。さらには、遠方からも買い求めに来店する動きも見られます。赤飯・五目おこわ・餅は、山中湖村・忍野村の経済団体である南都留中部商工会が運営する「一店逸ピン運動」を通じて開発されたものがベースとなっています。

同社の製造販売する赤飯・五目おこわ・餅は、へっつい(=かまど)で作ることが大きな特徴です。火は、大小の薪を使って起こします。火力を自由に調節できるため、もち米の状況に合わせて炊き方を変えていきます。顧客からは「炊飯器で作るものとは味や食感が違う」「デパ地下で食べるものよりもずっとおいしい」という声も多く出され、近隣で催される朝市では評判の商品です。この効果は、宿泊施設の運営にも波及しています。宿泊客に対し郷土食に加えて振る舞うことにより、宿の魅力づくりにも大きく貢献しています。

へっついはお米の味を最大に引き立てますへっついはお米の味を最大に引き立てます オーナーご夫妻<br>
菊池秀勝さん、のり代さん
オーナーご夫妻
菊池秀勝さん、のり代さん
企業名 郷土食と宿 せんでゃー
代表者名 菊池秀勝 従業員数 3名
資本金 売上高 2,300万円(他事業展開による売上高を含む)
住所 山梨県南都留郡山中湖村山中352-3
電話番号 0555-62-0109
主要製品 郷土食・赤飯・五目おこわ・餅

制度を利用するきっかけ

同社は以前、大手企業の保養所として多くの宿泊客を受け入れてきましたが、オーナー企業の意向により、平成17年に保養所解約に至ってしまいました。
 この事態を受け、菊地秀勝代表は新たに民宿として認可を受け、事業を継続することを決断し、そのための魅力づくりに取り組むことになります。おりしも南都留中部商工会では、地域の商業者の魅力を創出し、情報発信する「一店逸ピン運動」を展開することになり、同氏は早くも興味を惹かれたのです。

支援内容

南都留中部商工会が実施している「一店逸ピン運動」は、一般的にほかの地域において「一店逸品運動」と称されていますが、同商工会では「自店において、ほかの店舗と比べ抜きんでているモノ・コトの創出」と事業を位置づけ、あえて「ピン」という表現にしています。
 本事業は、参加事業者が自店の発展につい自ら考え、商品開発を実現させていくためのサポートを全面的に行う仕組みのもと、運営されています。平成20年度は、本事業が開始され4年目を迎えましたが、商工会としては従来以上に強化推進しています。具体的な支援の内容は、以下のとおりです。

(1)逸品開発に係るセミナーを開催します(専門家が講師となる)。
  (2)一店逸品運動を行うための委員会を設置します。
  (3)自店の逸品について考えてもらいます。
  (4)専門家による店舗訪問で意見交換を行います。
  (5)自店の逸品について取り決めてもらいます。
  (6)委員会を開き、参加店舗の開発した逸品についての発表会・意見交換会を行います。
  (7)(6)の結果を踏まえて自店の逸品を修正します。
  (8)委員会を開き逸品を載せるカタログについての意見交換を行います。
  (9)委員会を開きカタログデザインについてデザイナーから提案を受け意見交換を行います。
  (10)逸品認定式を開催します。
  (11)逸品カタログを発行し、自店においても販売促進を行ってもらいます。

山中湖村・忍野村では、観光振興が大きなテーマとなっています。このため、特に観光客に喜ばれる逸ピンづくりが課題としてあげられます。

  • 「一店逸ピン運動」(南都留中部商工会)

支援の結果と今後の展開

逸品として開発した、おこわ・赤飯の売上は順調に伸びています。その大きな要因は口コミです。また副次的な効果も出ています。あるお客さまから「おいしいおこわ・赤飯が作れるなら、ぼた餅もつくれるだろう」との提案を受け試してみたところ好評であり、こちらも口コミにより売り上げが順調に伸びています。特に、ぼた餅は結婚式場からの受注といった大口案件も出てきており、販路を開拓できるなど同社の成長に大きく貢献しています。

お問い合わせ先
南都留中部商工会
TEL:0555-62-0940

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