本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 支援情報・機関を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

水を使わず吸い殻を消す、吸い殻自動消火システム「水いらず」【イーエムエンジニアリング】

[機械|埼玉県]事業可能性評価専門家派遣相談・アドバイス

企業概要

イーエムエンジニアリング・井山幸男社長

イーエムエンジニアリング・井山幸男社長

イーエムエンジニアリングは、水を使わずにタバコの火を消す自動消火装置「水いらず」を製造・施工しています。
 同社は昭和63年(1988年)に設立以来、パチンコ店のメダル搬送システムや、各台で出たタバコの吸い殻を自動搬送・回収するシステムを製造・施工していました。パチンコ店の好況に乗り、順調に業績を伸ばしてきましたが、平成15年(2003年)頃から急速にパチンコ市場が縮小、設備投資を手控える店舗が目立つようになりました。「従来どおりの製品では需要が見込めない」と判断した井山社長は、パチンコ店に限らず、広い市場が見込める商品の必要性を感じていました。

トルネード消火システムにより、水を用いずにタバコを消す「水いらず」本体

トルネード消火システムにより、水を用いずにタバコを消す「水いらず」本体

新商品開発のヒントは、パチンコ店スタッフとの会話でした。パチンコ店では1日に約1万本のタバコの吸い殻が出ます。水を吸った吸い殻の処理は重くて臭いため、スタッフに嫌がられる仕事でした。さらに消火時の排水も、下水を汚す原因となります。井山社長は「水を使わずにタバコの吸い殻を消火する装置がつくれないだろうか?」と考え、平成18年(06年)10月に製品開発に乗り出しました。

このような「水を使わない消火システム」は、大手企業をはじめ多くのメーカーが挑戦したものの、いずれも失敗に終わっていました。しかし、同社は独自の消火システムを開発し、1年弱で製品化にこぎつけました。

企業名 株式会社イーエムエンジニアリング
代表者名 井山 幸男 従業員数 9名
資本金 3,000万円 売上高 8,000万円
住所 埼玉県さいたま市桜区在家142−3
電話番号 048-857-6301
主要製品 吸殻自動消火回収システム「水いらず」

制度を利用するきっかけ

「水いらず」を開発したものの、これまで取引先からの注文に応じて商品を製造してきた同社には、既存の取引先以外に新製品をアピールする方法がありませんでした。
 そこで、(財)さいたま市産業創造財団(財団)の主催するビジネスプランコンテスト「さいたま市ニュービジネス大賞」(SNB大賞)に、「水いらず」を使ったビジネスプランを応募しました。その結果、同社は技術の新規性と市場性を高く評価され、2007年度のSNB大賞にて優秀賞を受賞しました。

支援内容

「水いらず」はパチンコ店や遊戯施設だけでなく、灰皿や喫煙所のある場所であればどこでも応用できる環境商品です。特に公共施設やオフィスビルの喫煙室などでは、大きな需要が見込めます。しかし、これまでパチンコ業界だけを顧客としてきた同社は、参入の糸口がつかめませんでした。

SNB大賞の優秀賞を受賞し、マスコミなどで取り上げられたため、これまでまったく取引のなかった大手企業から製品の問い合わせが入るようになりました。さらに、専門家派遣を利用してホームページ作成に関するアドバイスを受け、ホームページを通した引き合いも増えました。

また、SNB大賞の受賞者支援策として、無料で販路開拓の専門家からアドバイスを受け、他業界の大企業へのアピール・商談にこぎつけました。他業界での喫煙場所・吸い殻処理に関するニーズを聞きとり、これまで想定していなかった改良点を見つけることができました。

製品機能の検証にあたっては、自社では実験施設をもたなかったため、埼玉県産業技術総合センターを活用しました。サーモグラフィー実験でも、600度の吸い殻温度が回転式ユニットを通過すると、30度程度まで下がることが実証され、大型遊戯施設への導入の決め手となりました。

支援の結果と今後の展開

平成20年10月現在、3カ所の大型遊戯施設で「水いらず」が導入され、フィールドテストと改良が行われています。標準品の仕様がほぼ固まったため、量産・本格販売に向けた体制が整いつつあります。また、これまで接触のなかった自治体や大企業からも、SNB大賞での優秀賞の受賞をきっかけに、商談・問い合わせが入るようになりました。
 現在、同社は「喫煙者と非喫煙者が快適に共存できる環境」を提供しようと、新商品を開発中です。

お問い合わせ先
(財)さいたま市産業創造財団
TEL:048-851-6652

このページの先頭へ