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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

CAD/CAMシステム導入で自費診療の補綴物製作に「選択と集中」【ファインデンタル】

[その他|三重県]専門家派遣資金援助・債務保証研修・セミナー

企業概要

池のほとりにあるファインデンタル

池のほとりにあるファインデンタル

ファインデンタルが活動する歯科技工業界は、個人開業が76%を占めており、1人、2人という家内工業的な歯科技工所が多い中、ファインデンタルでは13名の歯科技工士を擁しています。

歯科診療には、保険診療と自費診療がありますが、保険診療の補綴物(差し歯)は下請け構造的な業界特性から売上は立ちますが、利益を出すことが難しくなっています。そこでファインデンタルでは付加価値の高い、自費診療の補綴物製作に「選択と集中」をすることにしました。自費治療専門で技術力があり、パートナーシップが組める審美歯科医との取引に注力しています。

そのためには、付加価値の高い補綴物の提供能力が必要です。いち早くプロセラシステムを導入し、金属に陶材を焼きつけず、セラミックを使った陶材で金属アレルギーが発生しない生体親和性に優れた補綴物製作を行っています。

ファインデンタルでは、新たにドイツメーカーが開発した歯科技工用CAD/CAMシステムを導入し、海外研修を含めた社員教育を行い、ノウハウを蓄積して生産工程の一部を自動化、さらには品質の安定につなげています。セラミック冠の骨組みとなるコーピングは、スウェーデンとデータをやり取りし空輸していましたが、内製化することで生産リードタイムを1日に削減しました。

プロセラシステムでは、コーピングの強度問題から1本単位の生産でしたが、新システムでは複数本を製作できます。人間の歯は前歯、左右、奥歯でグループ化しており、歯全体への対応が可能で、噛み合わせなどの違和感をなくせます。ファインデンタルでは、得意とするオールセラミックに注力し、経営革新を進めています。

新しい経営指針を検討中の岡本社長新しい経営指針を検討中の岡本社長 CAD/CAMによる多数歯ブリッジCAD/CAMによる多数歯ブリッジ
企業名 株式会社ファインデンタル
代表者名 岡本一男 従業員数 15名(うち歯科技工士13名)
資本金 1,200万円 売上高 12,832万円
住所 三重県名張市東田原2743
電話番号 0595-65-6000
主要製品 歯科技工製品(オールセラミック、ジルコニア、プロセラ、インプラント)

制度を利用するきっかけ

(財)三重県産業支援センターで、平成14年(2002年)に開催されていたホームページビルダー講習会に岡本社長の奥さんが参加されたのがきっかけです。新社屋を建てたばかりでもあり、広告宣伝を目的としたホームページの作成について相談があり、その後、会社を訪問しました。岡本社長が大病から本格的に復帰し、いかに経営を見直していこうか模索されていた時期でした。

支援内容

(財)三重県産業支援センターでは、まず経営革新計画の立案を支援しました。計画の承認後は、小規模企業者等設備資金貸付により、CAD/CAMシステム導入を資金面から支援しました。マーケティングについては専門家派遣事業を活用し、ランチャスター戦略にもとづく顧客へのアプローチ方法などの見直しを図りました。

平成18年には、当支援センターで開催したネットショップを対象にしたBtoB講座「ものづくり企業ネット戦略コース」に参加され、講座を通じて学んだことをホームページに活かし、講座終了後も卒業生を中心とした勉強会に参加されています。

また、三重県経営品質協議会の定例会へも毎月参加されています。平成20年7月から始まった組織プロフィール同好会にも参加して、ファインデンタルのプロフィールを作成中で、以前は経営指針として「品質第一」としていましたが、「唯一無二」や「価値観の共有」などの新しい経営指針を検討中です。

さらに自費診療分野に注力するため、新たにジルコニア用プレスセラミック導入による経営革新計画を新たに作成し、承認を受けました。

支援の結果と今後の展開

歯科技工士は3K職場と言われ、若手の技工士が少なく、高齢化しています。若く優秀な技術者を獲得するには最新の技術が習得でき、スキルアップできる魅力的な職場が必要です。事業ドメインを見直し、保険診療から自費診療に注力することで、酸化ジルコニウムなど新しい素材に挑戦することができ、職場が活性化しています。また、保険診療見直しにより売上は落ちましたが、利益率は改善しています。

お問い合わせ先
(財)三重県産業支援センター
TEL:059-228-3326

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