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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

設備の貸与で「金型シボ加工」から「金型補修」へ新事業展開【キューシボ】

[金属|佐賀県]設備貸与なしなし

企業概要

キューシボ事業所全景

キューシボ事業所全景

キューシボは、平成8年(1996年)創業の九州内での金型シボ加工業者としては先駆けの企業です。シボ加工とは、プラスチック製品に高級感を出すため、金型の表面に凸凹をつける「絞り(シボ)」と呼ばれる加工技術のことです。佐賀県の鳥栖で創業した理由は、高速道路の鳥栖ジャンクションを抱え、交通の要所であるからです。

創業当初は、電化製品などの比較的小型のシボ加工が中心でありましたが、平成12年(2000年)に現在地に自社工場を建設した頃から、自動車関連産業の九州進出が相次ぎ、自動車のダッシュボードなどの大型シボ加工が増えてきました。
 しかしながら、近年金型加工の海外への発注が増え、国内の市場規模が小さくなってきており、同社でも売り上げが低迷してきました。
 そこで、「金型シボ加工」から比較的近い関係にある「金型の補修」という新分野進出を図りました。
 ただし、部品や製品の大量生産に必須の金型は、少しのずれや欠損などがあっても、企業にとって大きな損害を及ぼします。このことに対応するため、今回新たに導入した最新式のレーザー溶接機は、微細加工に向いており、レーザーを一点に集中して溶接を行うため、周囲に熱を伝えにくく、酸化が最小限となります。

また、溶接後、金型の熱による変型、ヒケ、変色などがほとんどありません。マイクロスコープ(14倍)で溶接作業を確認しながら肉盛りを行うことで、簡単に微細補修溶接作業をすることが可能となり、その後の加工工程が少なくなり、さらにシボの補修も以前に比べて容易にできるようになっています。

レーザー溶接機による微細補修溶接作業

レーザー溶接機による微細補修溶接作業

レーザー溶接機の前で、小堀泰一郎社長

レーザー溶接機の前で、小堀泰一郎社長

企業名 有限会社キューシボ
代表者名 小堀泰一郎 従業員数 2名
資本金 300万円 売上高 2,600万円
住所 佐賀県鳥栖市弥生が丘7-12
電話番号 0942-84-4848
主要製品 シボ加工、および金型補修サービス

制度を利用するきっかけ

ある顧客から「シボ加工は御社でできるとして、九州でレーザー溶接ができる企業を知らないか?」と聞かれたのがきっかけでした。詳しく話を聞くと、金型の補修を行うのに、関西や関東まで修理に出しているとのことでした。
 その話を聞いて、金型シボ加工と金型の修理は業種的に近いと感じ、微細加工のできるレーザー溶接機の存在を知り、購入に当たっては、(財)佐賀県地域産業支援センターの設備貸与を申し込みました。

支援内容

「金型シボ加工」から「金型補修」への新分野進出のための設備導入に当たっては、(財)佐賀県地域産業支援センターの設備貸与制度を活用しました。
 この設備貸与制度とは、小規模事業者など(創業者を含む)が、経営基盤の強化のために必要とされる設備を佐賀県地域産業支援センターが購入し、これを割賦販売またはリースするものです。

今回は、この設備貸与を利用するにあたって、経営診断を行うために訪問しました。訪問して分かったことは、近年キューシボが得意としていた金型シボ加工が、賃金単価の安い海外、特に中国の工場に発注されるケースが増えてきており、このことから同社でも売り上げのピーク時と比べると、ここ数年売り上げが半分以下で推移していました。

また、金型シボ加工については、技術をもっていても、相見積もりや値段競争にさらされており、収益性も低く、顧客開拓に経営者みずから赴く必要もありました。

そこで、今後の新事業展開を図るために、審査会では、今回のレーザー溶接機の導入を行う必要性があることを、強調しました。
 また、経営基盤の強化を図る必要もあり、自己資本比率を10%まで増やす必要があり、親族からの借り入れを資本金に組み入れるよう指導しました。

支援の結果と今後の展開

最新式のレーザー溶接機を導入することで、キューシボは従来の「金型シボ加工」から、自動車や電化製品の部品の「金型補修」という新分野に進出できました。
 また、新規顧客も、従来の金型業者との取引を通じて、口コミなどでスムーズに獲得できるようになりました。
 今後は、モバイル型のレーザー溶接機の導入を図り、大型バンに載せ移動修理にも対応する予定で、今後自動車関連産業の緊急的なしかも、大型の金型修理にも即刻対応できる体制作りを進めています。

お問い合わせ先
(財)佐賀県地域産業支援センター 相談・設備貸与課
TEL:0952-34-4415

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