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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

高度技術化と職場環境改善による若年労働者の安定的確保へ【雀宮産業】

[機械|栃木県]専門家派遣相談・アドバイス資金援助・債務保証

企業概要

近代的工場を目指して増改築中

近代的工場を目指して増改築中

雀宮産業は、昭和39年(1964年)に航空機部品を中心としたアルミなどの切削・溶接加工を業務として創業しました。近年、航空機開発において軽量化の動きが進み、アルミより軽量な炭素繊維などの複合材が使用されるようになり、その接合金具にもより軽量で耐食性のあるチタンが採用されるようになりました。平成19年頃から、高度な技術に挑戦し、チタン加工を積極的に展開してきたところです。

しかし、チタンを切削加工する際には十分な知識や経験、また生産体制の確立などが必要となります。さらには、チタンは難削材と言われており、切削における回転数や送りなどの諸条件をすべて合致させることが重要です。

このため大型MC(マシニングセンター)の導入と加工技術の高度化により、金属加工においてもっとも難しいとされる大型かつ精密なチタン切削加工技術を習得し、今後のボーイング787や防衛庁のCX、PXなどの量産化に伴い増大する大型難削材の受注増加を目指すことにしました。

24時間体制に貢献したMC機

24時間体制に貢献したMC機

また、この業界は昔から3K(汚い、危険、暗い)という過酷な労働環境にある企業が多く、新規採用や長期雇用はなかなか難しい状況下にあります。機械化などを目指しても最終的には「ひと」が管理・運営することになりますので、労働環境や労働条件を改善し、若年層を中心に、安定的な雇用状況を創り出すことが重要と考えています。そのために経営革新計画の策定と、それに基づく工場の増改築、MC導入および人材育成を目指します。

企業名 株式会社雀宮産業
代表者名 鈴木英行 従業員数 25名
資本金 1,000万円 売上高 48,000万円
住所 栃木県宇都宮市五代1-2-4
電話番号 028-654-0843
主要製品 チタン材質を主体とした航空機部品の製造

制度を利用するきっかけ

顧問税理士からのアドバイスで、平成19年6月に宇都宮商工会議所に経営革新計画策定の支援の申し出がありました。その後、専門家である中小企業診断士を5回派遣し、同年10月に経営革新計画の承認を得ました。翌平成20年には、金融機関から融資を受け、工場の増設とMCの導入を実行し、現在に至っています。

支援内容

雀宮産業が目指す職場環境の改善と高度技術の取得には、工場の増改築やMC機の導入、さらに従業員のスキルアップが必要となります。とくに、設備投資が伴うため、金融機関の支援が必要となりますが、金融機関の融資条件として経営革新計画の承認を求めてきました。雀宮産業は、宇都宮商工会議所の会員であることから、総合的なアドバイスや支援を、同会議所に依頼することにしました。

雀宮産業の目指す最終目的は、職場環境の改善と改善に伴う高度技術の取得にあり、計画承認はその手段に過ぎません。そこで、計画策定から金融機関との折衝、さらに資金繰り、レイアウト、投資採算性などを総合的に検討する必要があることから、中小企業診断士からのアドバイスを受けることになりました。

この過程で、金融機関は融資の前提として経営革新計画の認定が必須との認識に立っており、どちらかというと「経営革新計画の認定ありき」が先行していました。一方、経営革新計画作成の目的は、企業の将来の方向性を明確にすることにあり、経営者の新たな取り組みへの道しるべを示すことにあります。

両者の整合性を図るため、県経営革新担当者、金融機関との意見調整を行いながら、経営革新計画が承認の運びとなり、それに続く融資、さらには具体的な工場の増改築とMCの導入が実行されました。現在は、経営革新計画の5か年目標に向かってまい進しています。

  • 「経営革新支援アドバイザー事業」(宇都宮商工会議所)
  • 「経営革新計画フォローアップ事業」((財)栃木県産業振興センター)
  • 「政府系金融機関による低金利融資制度(経営革新等支援貸付)」(栃木県)

支援の結果と今後の展開

経営革新計画の承認により、無利息の制度資金をはじめ、約1億円の融資が可能となり、工場の増改築およびMC機の導入が実行されました。また、MC機の導入後、約半年間後の平成20年10月末現在で、大型材料に関する生産性は従来よりも約50%アップしました。

お問い合わせ先
宇都宮商工会議所(地域力連携拠点)
TEL:028-637-3131

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