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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2009年]

停滞気味の米菓市場で、「直販強化」と「新商品開発」の2大テーマに挑む!【吉村甘露堂】

[食料・食品|福井県]専門家派遣相談・アドバイスイベント

企業概要

「名水の里」の吉村甘露堂本社工場

「名水の里」の吉村甘露堂本社工場

株式会社吉村甘露堂は、昭和4年(1929年)12月、福井県鯖江市において創業した米菓メーカーです。「よしむらのおかき」は、福井県内で評判となったラジオCMのフレーズとともに県民に広く愛され、県内最大級の菓子メーカーとしての地位を確立しました。現在は、「名水百選」の街として知られる福井県大野市郊外にその本社工場を移転し、日本百名山「荒島岳」を仰ぎ見る豊かな田園地帯の中で、おかきの生産を行っています。

鯖江市や福井駅ビル、本社工場にある直販店での販売のほか、商社を経由して大手スーパーをはじめとして各スーパーなどへ安定した販路をもっています。また、首都圏の老舗菓子店向けのOEM生産も行っています。

食の安全が叫ばれる昨今、安心して食べられるおいしいおかきを作るために福井県産米にこだわり、平成19年度からは、原料は福井県産米100%を実現しました。量の拡大は追わず、「地産地消」を意識した事業展開を進めています。

鮮度のいいおいしいものを食べていただく観点からも、直販の強化を方針にしており、店舗販売のほか、「お菓子市」という自社主催のイベントやインターネット販売での売上を拡大しています。

福井県民に愛される「よしむらのおかき」福井県民に愛される「よしむらのおかき」 食べる健康長寿「ギャバプラス」」食べる健康長寿「ギャバプラス」
企業名 株式会社吉村甘露堂(KANRODOよしむらおかき
代表者名 吉村文雄 従業員数 67名
資本金 4,300万円 売上高 74,730万円
住所 福井県大野市木本90字19-1
電話番号 0779-64-1928
主要製品 各種おかきなどの製造・販売・直販

制度を利用するきっかけ

少子高齢化や消費者の嗜好の変化などもあり、米菓市場は停滞を余儀なくされています。一方で、業界特有の流通形態にはオリジナリティの発揮に限界を感じていました。吉村文雄社長は、そのような現状を打破するための手段として「直販強化」を進めることにしました。また、新たな消費者の開拓を目指すためには「新商品の開発」も必要と判断しました。

日常業務を進めながら、これらの課題に効率的に取り組むために、公的支援の活用を積極的に行うことにしたものです。

支援内容

「直販強化」と「新商品開発」という経営革新の2大テーマに挑むため、当社はまず「おいしいおかきを届けるための直販強化」をテーマとした経営革新計画の作成に取りかかりましたが、その作成から県の承認に至る過程の中で、(財)ふくい産業支援センターからアドバイスを得ることとなりました。経営計画を作成することで、自社の課題とその解決策を明確にし、公的承認を受けることで、その達成に向けてモチベーションをもつという、いわば経営革新支援制度本来の効果を実感してもらうことができました。

その後も、経営革新の具体的推進に向けて(財)ふくい産業支援センターのさまざまな支援策をフル活用することとなりました。福井駅ビルの直営店新規オープンと、次のテーマである「新商品開発」を推進するため、専門家派遣事業の一つである「産業デザインカウンセリング事業」を活用して、福井大学准教授でもあるデザイナーの西畑敏秀氏を派遣し、ブランドイメージの刷新、パッケージデザインの統一、土産物用パッケージのデザイン製作について指導を行いました。

また、福井県が「健康長寿」をテーマとした取組みを開始したことから、新商品のテーマを「健康」に絞り、福井県食品加工研究所との共同開発に着手して、発芽玄米を材料にしたおかき「GABA+(ギャバプラス)」の開発を進めました。おかきにはないサクサクとした歯ざわり、さっぱりしたチョコレートコーティングにより、同社の既存商品にはないおしゃれなお菓子が生まれ、デザイナーによる若い女性をターゲットとした上品なパッケージデザインとマッチして、吉村甘露堂のブランドイメージ刷新のきっかけを得ることができました。

さらに、(財)ふくい産業支援センター主催の展示会「ふくい元気企業フェア」への出展や、経済産業省の地域資源活用プログラム認定のための助言を行ったりするなど、総合的な支援を継続しています。

支援の結果と今後の展開

産業デザインカウンセリング事業を活用してオープンした福井駅の新店舗は、順調にお客さまをつかみ、同社の売上の柱の一つへと成長してきました。
 また、新商品「GABA+(ギャバプラス)」は、平成20年秋より本格的に販売が開始されています。さらには、野菜の栄養成分を付加した姉妹品「PLUS+VEGETABLE(プラベジタ)」も開発され、バリエーションも増えています。

さらに生産面においても、吉村社長が理想とする「社員にやさしく、おかきにやさしい」本社工場の実現に向けて、生産性向上と社員のワークライフバランス向上の両立をテーマとした体質革新を、(財)ふくい産業支援センターの支援も得て進めています。

お問い合わせ先
(財)ふくい産業支援センター 新事業支援部
TEL:0776-67-7400

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