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施策活用企業事例 施策活用事例は、中小企業を支援する施策を活用した事例をご紹介しています。


[2008年]

利き茶日本一の茶匠が提案する、おいしい緑茶生活【松田商店】

[食料・食品|静岡県]コーディネート(TLO等)なしなし

企業概要

荒茶の鑑定をする松田社長

荒茶の鑑定をする松田社長

松田商店は創業200年の製茶問屋で、松田社長は8代目です。茶畑が隣接する地の利と製茶の伝統技術を活かして「静岡茶」を製造し、全国の小売店に卸してきました。「大きくなることより永く続くこと」の価値を重んじています。

製茶問屋は、1次加工品である荒茶を仕入して、自社製にて2次加工して緑茶をつくります。このときの仕入力量がおいしいお茶にする最大の条件です。同社は、荒茶造りにこだわりをもった「茶農家」と「茶審査技術競技大会」優勝者の松田社長が、真剣に向かい合って事業に取り組んでいます。日本茶インストラクター(4名)、日本茶アドバイザー(8名)の資格をもつ社員も「お茶のライフスタイル」を提案すべく、誇りをもって励んでいます。

チャネル面では業務用の卸売りに加えて、緑茶をもっと手軽に多くの生活シーンで飲んでもらいたいと考え、「真茶園」のブランドで直売部を設けています。お客さまに直接、日々の生活にお役に立つお茶情報を発信しています。商品面では、緑茶の新しい可能性を創造する「美味茶生活」を発売しています。顆粒スタイルの「即溶」タイプです。(1)お酒で割るカクテル茶、(2)果物やスイーツに合うデザート茶、(3)料理の種類で選べる、お茶漬けの具材で選べるクッキング茶の3種類です。

妥協なく管理された真茶園契約の茶畑妥協なく管理された真茶園契約の茶畑
"おいしい食事"がコンセプトのハーブ緑茶

供給面は受注後5日以内の納品、受注生産の場合は1ヵ月いただいています。また、食品を扱う事業者として当然ですが、安心・安全に注力して品質管理を行っています。今後は、レストランや居酒屋と連携してメニューを開発したり、緑茶を材料として商品開発を試みる食品メーカーと連携したりすることを模索しています。

企業名 株式会社松田商店
代表者名 松田真彦 従業員数 15名
資本金 1,000万円 売上高 非公開
住所 静岡県藤枝市茶町1丁目10番29号
電話番号 054-641-6228(代表)
主要製品 伝統の日本茶から食生活を提案するブレンド茶、抹茶スイーツまで

制度を利用するきっかけ

松田社長は「自社の強みを再認識して経営に活かす」ため、さまざまな機会を活用しています。中小企業支援機関のセミナーにも積極的に参加しています。販路開拓コーディネート事業も財団法人しずおか産業創造機構に紹介されて、同機関と中小機構関東が催した出張相談会(平成19年3月)に参加されました。同社が「成熟品をどういう切り口で新しい価値を付けるか」というマーケティング企画について、発想を転換される契機となりました。

支援内容

製茶問屋は、茶小売店の低迷を受けて厳しい環境です。その中で本件は、松田社長の進取の精神に共鳴して販路開拓コーディネート事業で採択した次第です。企画のブラッシュアップ段階では、お客さまのベネフィットを理解されていませんでした。そこで、同社が作成した81種類のお茶嗜好のマトリクスを活かし、現在お茶を使っていない場面の仮説を立てました。

素材に合わせたお茶のブレンド力を活かす場面として「鰻や梅干しなどの製造業」を想定しました。理由は、その場面では素材に合うお茶の研究がなされていないとの仮説です。一方、やや大胆な仮説を補うため、食品流通に強い販路開拓コーディネーターを加え、「食品店や飲食店などの流通分野」もターゲットとして、テストマーケティングを行いました。

活動当初は「お客さまの声を聞く営業プロセス」が身に付かず、空回りでした。そこで同社が自発的に活動計画を再構築することを条件に期間を延長しました。その結果、できた商品の販売を検討するのではなく、相手の商品をよりおいしく、消費者に評価されるためにはどのようなお茶のブレンドが良いかという発想に変わってきました。

この結果、(1)メニューの香り、香辛料などのメニューの一部をお茶にブレンドし、メニューとの食べ合わせをあげる、(2)お茶の「蒸し」と「焙煎」の強弱で4タイプに分け、それぞれメニューの味の濃さなどとマッチさせる方向で、アプローチ先との連携が得られました。

特筆すべき成果は、S食品社との連携合意による協同開発です。流通分野でも、年賀商品の企画やテスト販売の合意の成果がありました。

支援の結果と今後の展開

販路開拓コーディネート事業を通じて、S食品社と協同開発の合意が得られました。同社の製茶のブレンド力を評価していただけたようです。S食品社は、ハーブを熱心に研究されています。その厳選されたフレッシュドライハーブと同社のこだわりの緑茶をブレンドして、"食事をおいしく"というコンセプトでハーブ緑茶を開発しました。さまざまな食事に合わせて、違った味わいが楽しめます。24時間テレビショッピングのQVCのほか、首都圏のデパートでも採用されました。

お問い合わせ先
(独)中小機構関東経営支援部販路支援課
TEL:03-5470-1638

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