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施策活用企業事例
地域ブランド化を「地域資源発掘支援事業」利用し展開
株式会社海邦商事 平成19年
企業概要
 (株)海邦商事は平成3年2月に黒糖・黒糖菓子製造販売を目的に沖縄市で創業しました。平成7年にうるま市に工場を建設し、「新鮮な原料」にこだわって、畑でサトウキビを圧搾できる移動式圧搾機を開発したほどです。

 さらに静電誘導技術による溶けやすい微粉末加工技術も開発するなど高い技術力をもっており、平成14年には創意工夫発明による文部科学大臣表彰受賞、このほかにも多くの受賞歴を誇っています。また、平成13年度の事業可能性評価委員会採択企業となっています。

 産学官連携による新商品、新技術の開発にも積極的で、顧客の嗜好に合わせた新商品を提供するため、常に技術開発に力を入れているほどです。沖縄県宮古郡多良間村農家の要請を受け、多良間島特産品開発にも協力した実績をもっています。

 與那嶺安雄社長は「1次産業から3次産業までのしっかりとした連携が重要」との想いから、農業法人海邦ファームを設立し製造・販売だけでなく農家の栽培支援(農業生産管理手法の指導や営農指導など)を行っています。

 平成16年度にはノニの熟成や多様な商品開発の研究(沖縄産ノニを利用した機能性素材の開発)を産学連携で行い、高い技術力を証明しました。平成17年度には「沖縄県産素材を利用したスティック型サプリメントなどの開発・販売」で新連携計画の認定を受け、今回は、多良間村農家の要請で「多良間産100%ノニ・ジュース」の商品化と地域ブランド化を推進することになりました。
多良間村長室を訪れ、TV番組を見ながら地域資源活用事業について話し合う

支援内容
 (財)沖縄県産業振興公社は平成18年度に「地域資源発掘支援事業」(公募事業)を創設し、海邦商事から申請があった「地域ブランド開発の為の生産者とのマッチング交流支援(多良間ブランド・ノニジュース商品化計画)」ほか1件を採択して支援を行いました。

 この事業は、沖縄県プラットフォーム支援機関の協力を得てワークショップの形で実施する事業です。農業生産者から販売業者までを含むため、プラットフォーム支援機関外からもノニの栽培について研究している沖縄県農業研究センター、多良間村役場、ブランド化とトレーサビリティの専門家である沖縄国際大学産業経済研究所、高いノニの販売実績をもつ業者などの協力を得て5回のワークショップを開催するなど盛り上がっています。

 第1回は、多良間村で実施し多数の生産農家の方にも参加してもらいました。参加者の協力を得てパッケージデザイン協力、ポスター作成、九州地区向けのTV放映、生産者の意識高揚などの成果があり、地元と一体になった地域ブランド開発への第一歩が踏み出せました。

企業者の声
一貫体制目指し農業法人も設立した與那嶺安雄社長
 地域ブランド化に向けて多良間村の支援も確実になりました。平成18年度の事業終了後も販売業者の紹介、ノニ生産組合設立など継続した支援を受けています。まだまだ多くの課題が残っていますが、指導・支援を活かしつつ推進していきます。

担当者の声
 新設の事業でしたが、企業と支援機関の協力で、商品開発および販売チャネルが確立できました。地域ブランド化には時間がかかるため、引き続き、地域ブランド化を含む総合的な支援を行っています。地域資源発掘支援事業は継続して実施している事業です。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 與那嶺 安雄
住所 沖縄県うるま市州崎8−19
電話 098-938-2133
e-mail info@kokutou.jp
URL http://www.kokutou.jp/
従業員 常勤 5名、 非常勤 13名
業種 菓子製造業
主要製品 黒糖関連製品(むちむちきなこ、きび太郎、沖縄小雪、黒糖ココアなど)、多良間ノニ、伊豆味の森のしーくぁーさーほか