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施策活用企業事例
オンリーワンのハニーファクトリーを目指す
有限会社近藤養蜂場 平成19年
企業概要
 (有)近藤養蜂場は明治42年(1909年)創業の養蜂業です。明治以来、大分県国東の地でレンゲの花からの採蜜のため養蜂を始めました。その後、蜜箱を持って南は九州の種子島から北は北海道の根釧原野までミツバチと花を追って旅をしています。

 同社は採れたてのおいしいはちみつを食べてもらい、健やかな生活を送ってもらおうという『母の心』と、日本の養蜂業を絶えることなく次世代に伝えていきたいという、まっすぐな『農の心』で仕事に取り組んでいます。また養蜂発祥の地である地中海の養蜂家や有機農産物の農家と直接連携して原料の仕入れや情報交換を行っています。現在、海外はちみつ8種類、日本はちみつ7種類があります。

 平成10年からはちみつ加工品としてジュースやジャムを製造し販売をするようになりました。はちみつ加工製品は、よりよいモノづくりのため、自分で産地へ行き、自分の目で見て吟味し、農家の思いを加工品として製造しています。その中でもはちみつ飲料『雫シリーズ』が好評で、全国展開をしています。

 大分県産のカボス、ユズ果汁をふんだんに取り入れており、原材料はすべて無添加です。全国的に見ても養蜂家が厳選した高級はちみつを加工品ジュースとして製造するのは珍しく、都会に住む健康志向の中高年層の女性をターゲットに拡販を目指しています。
厳選された素材で作られたはちみつ製品(右が人気のかぼすの雫)

支援内容
 (財)大分県産業創造機構では、近藤養蜂場の経営革新計画承認に向けて支援しました。産業創造機構が毎月行っている経営革新塾に参加、経営革新の概要と手順を学んでもらいました。そして、はちみつを用いた製品の開発から販売方法まで一連の流れを組み立てました。

 その結果(1)はちみつを使った飲料の新商品開発、(2)一部クリーンルーム化した製造ラインの整備という内容で経営革新承認に向けての支援を開始することになりました。

 大分県産のカボス、ユズを使ったはちみつ飲料が首都圏の女性にたいへん好評なことから、さらにグレードアップした商品を作るため、ビンの形状やキャップの色など、パッケージングを含めたアドバイスをしました。また、より安心安全な商品を確実に供給するため、クリーンルーム化、機械化の参考となるモデル的な飲料会社を紹介するとともに、同行訪問しました。

 そして産業創造機構のプロジェクトマネージャーが食品製造の専門家だったこともあり、近藤養蜂場を訪問しラインを検証、アドバイスしました。現在、経営革新計画は承認され、計画実現に向けて進んでいます。今後は全国規模の食品展示会に出展する予定です。

企業者の声
「自分の目できっちり吟味して」と言う近藤成明専務
 経営革新計画の承認に向けて、事業計画の立案、資金調達、PR方法などの支援をしてもらいました。この結果、品質の良い商品を製造することができ、また生産計画もより明確にすることができました。オンリーワンのハニーファクトリーを目指していきたいと考えています。

担当者の声
 養蜂家が製造するはちみつ飲料を全国に広めたいという同社の思いが強く感じられました。経営革新計画承認に向け、熱心に取り組まれたので、事業計画はより現実性のあるものとなりました。今後も引き続ききめ細かな支援を行っていきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 近藤 純一
住所 本社 大分県豊後高田市草地8767番地
工場 大分県杵築市山香町大字向野2252-1
電話 0978-22-2663
e-mail honeyforest@ceres.ocn.ne.jp
URL http://www.832.co.jp/
従業員 30名
業種 養蜂業・食品製造業
主要製品 はちみつ・飲料・ジャム