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施策活用企業事例
展示会や学会など通じ薬物の脳内移行性検定キットを販売
ファーマコセル株式会社 平成19年
企業概要
 ファーマコセル(株)は長崎大学発のベンチャー企業であり、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の丹羽正美教授らにより設立された会社です。丹羽教授を中心にした研究グループは以前から、血液脳関門(Blood-Brain Barrier:BBB。これがあるため、薬物も脳に移行できる物とできない物がある)に関する研究を進めてきており、その成果を基に「BBBキット」という薬物の脳内移行性検定などに、簡単に使用できる検査キットを開発しました。

 この技術は平成18年度(財)長崎県産業振興財団の「元気ベンチャー創出事業」に採択されました。振興財団のほか、複数のベンチャーキャピタルから出資を受け、検査ユニットの商品化や低温下での搬送技術を確立し、平成19年度5月に「BBBキット」として販売を開始しました。現在、バイオ関連の展示会や学会などを通じて製薬会社や研究機関などに向けた営業を展開しています。

 今後は「BBBキット」を使用した研究成果の発表や、実際に使用し評価してもらうなどでPRを加速するとともに、本キットをベースとして、中枢神経作用薬の開発に有効な「次世代BBBキット」(神経−血液脳関門モデル)を開発するなど、商品のラインアップを充実させていく予定です。
BBBキットで薬物の透過性を測る

支援内容
 長崎県産業振興財団では同社の薬物脳内移行性検定システムについて平成18年度長崎県元気ベンチャー創出事業に採択し、振興財団として資本金2,500万円の出資をしました。さらに、社内規程などの整備のため、専門家を派遣しています。

 また販路拡大のため、国や自治体などが行う支援事業などに推薦、とくに中小企業・ベンチャー挑戦支援事業への申請について、資料作成を支援した結果、この事業に採択されています。

企業者の声
「展示会は最大のPR機会」と中川慎介社長(中央)
 会社設立当初から企業化に対して的確に指導してもらい大いに助けられています。また会社運営に必要な規程などの整備のため、専門家の派遣を受けるなど、定期的にきめの細かい対応をしてもらっています。

担当者の声
 ファーマコセルが開発した「BBBキット」は従来品と比べ、精度・簡便性・コストにおいて優れています。また、株主からの技術的、営業的な支援もあり、今後の拡大が大いに期待されます。

企業基本データ
代表 代表取締役 中川 慎介
住所 長崎県長崎市坂本1-12-4
電話 095-849-7041
e-mail nakajima@pharmacocell.co.jp
URL http://www.pharmacocell.co.jp/
従業員 2名
業種 医薬関係機器製造業
主要製品 薬物脳内移行性検定システム(BBBキット)の製造・販売