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施策活用企業事例
地元産果実でジャムのレパートリー拡大を目指す
さんべ食品工業株式会社 平成19年
企業概要
 さんべ食品工業(株)は、昭和7年(1932年)5月に創業された企業です。当時、島根県の大田地域で最も良質な水が出る場所で、ラムネやサイダーなど清涼飲料水の製造を始めました。さらに昭和30年(1955年)には、その水を使ってコンニャクの製造も手がけるなど、一貫して食品製造の道を歩んできました。

 また大田市を中心にブルーベリー栽培も盛んで、これに目をつけた東京・町田にあるジャムとシロップの専門業者から平成16年に「ブルーベリーを使用したジャムを製造しないか」との話が舞い込んできました。

 ラムネとサイダー、コンニャクの製造は手がけてきたものの、ジャムの製造は経験もノウハウもありませんでした。また全国にジャムを製造する企業が多いなど、新規参入にあたって、数多くのハードルが予想されました。ただ、経営を強化するためには新たな商品が必要だったことから、勝部邦彦社長はブルーベリージャムを作ろうと決意、「他社がマネできない、こだわりのジャム作り」をキーワードに、ブルーベリージャムの製品化に必死に取り組みました。

 生産者の顔が見える素材を使い、添加剤は使わず、安全で安心して食べられるジャム作りを続け、有機加工果実ジャム製造の認定を受けるまでになりました。東京だけでなく全国で徐々に評価が高まり、今では売り上げの半分近くをジャムで占めるようになりました。しかも、商品レパートリーもウメやユズ、さらにはバラの花びらにまで広がっています。地元で採れた新鮮な果物で作ったジャムのバリエーションを増やすことを目指しています。
ブルーベリージャムが経営革新の原点に
ブルーベリージャムが経営革新の原点に
 
「バラのジャム」も売り出している
「バラのジャム」も売り出している

支援内容
 手作りブルーベリージャムの生産と販路開拓をテーマとした経営革新計画作成の指導とブラッシュアップを行いました。またこの計画承認により、(財)しまね産業振興財団の設備貸与(優遇金利)制度を利用して、ジャム製造装置一式を導入しました。その後、経営革新計画のフォローを行うとともに、会社案内や商品案内パンフレット制作などのサポートを行ってきました。

 また、平成19年度は大田市の新商品開発補助金申請のためのビジネスプラン作成支援を行うとともに、具体的な施策の立案・実行にあたって、県、大学の関係機関とサポート体制を組んで支援を行っています。

企業者の声
 ジャム製造設備の貸与も現在の商品製造に役立っていますが、産業振興財団が主催するセミナーへの参加や、日々の助言、情報提供が非常にありがたいと感じています。引き続き多岐にわたるサポートを期待しています。

担当者の声
 同社では、ブルーベリージャムの製造を核に、環境に適した事業を行うことで経営の革新を図っているところです。産業振興財団でも新たな取り組みに対し各種の支援を実施しています。計画実現に向け、農業技術センターや産業技術センターなど公設試験研究機関、島根大学、大田商工会議所、島根県、大田市などとも連携し継続的に支援を行いたいと考えています。

企業基本データ
代表 代表取締役 勝部 邦彦
住所 島根県大田市大田町大田イ403-5
電話 0854-82-0863
e-mail kkatube@iwami.or.jp
URL http://www.sanbe-sweet.com/
従業員 7名
業種 食料品製造業
主要製品 ラムネ、コンニャク、ジャム

提携に関する情報
有機加工果実ジャム製造のための原料仕入れ先を探しています。