HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例
奇抜なネーミングと緻密なマーケティングがヒット商品を生む
有限会社 岡伊三郎商店 平成19年
企業概要
 (有)岡伊三郎商店が販売する「ゴリラの鼻くそ」は、国産黒大豆を使用した甘さ控えめの甘納豆で、動物園や高速道路のサービスエリアの売店などで購入できます。国内動物園の売店では、常に販売ランクの上位に入っている商品であり、平成13年4月の発売以来、累計220万袋を売り上げるヒット商品です。「ゴリラの鼻くそ」というインパクトのあるネーミングを考案したのは岡和正社長自身で、もともと親類が製造販売していた黒豆薄甘納豆のしわしわの粒をみて、落語好きな社長がたまたま思いついたものです。

 「ゴリラの鼻くそ」というネーミングあってのヒット商品だと評価されることも多々ありますが、商品化後、動物園をターゲットに選定、日本全国の動物園にある売店とその販売システム情報を細かく収集・分析し、リストアップされた動物園の売店や、そこへの卸業者を1つひとつ訪問していくという営業活動を展開しました。  

 インパクトあるネーミングとゴリラから連想される動物園をターゲットにしたマーケティングがベストマッチングしてアピールしたことに加え、この緻密で地道な販促活動の継続が商品のヒットにつながったと考えられます。今ではどこの動物園でも、売り上げNo.1の商品になっています。

 現在も社長の販促活動は続いており、販売チャネルも高速道路のサービスエリアにある売店、インターネットなどに拡大、今ではノベルティグッズとして活用する企業も現れており、海外への広がりをみせています。商品パッケージに記載されている「笑い一番、味一番」というメッセージに込められた社長の想いは、全国の人びとに向けられたもので、「ゴリラの鼻くそ」を知らない人がいないくらいに知名度をアップし、販売を伸ばしたいという目標の表れです。
「ゴリラの鼻くそ」のネーミングは社長のアイディア
「ゴリラの鼻くそ」のネーミングは社長のアイディア
 
ゴリラのキャラクターも人気に
ゴリラのキャラクターも人気に

支援内容
 (財)しまね産業振興財団では平成16年に、岡社長から販売拡大を目的とした販路先紹介の依頼を受けました。それを契機に、毎年定期的に戦略会議を開催し、財務分析、販売戦略構築のお手伝いをしています。また、最近では海外での販路紹介も行っています。

企業者の声
「全国に知られる商品にしたい」と言う岡和正社長
「全国に知られる商品にしたい」と言う岡和正社長
 当社のような小規模事業者はスタッフに余裕がなく、相談相手がいないことが悩みの一つです。しまね産業振興財団には、経営上の判断で悩みが生まれた場合などに相談しています。数値に基づく客観的な分析と助言は経営判断に役立てることができ、しまね産業振興財団を社外取締役のつもりで活用しています。

担当者の声
 小規模での事業運営の場合、社長自身がすべてのことに目を配らなければならず、計画を立て、行動し、チェックし改善するという経営管理(PDCA)手法のうち、活動評価(チェック)が見落とされがちになります。同社ではしまね産業振興財団のもつさまざまな機能を活動評価に活かし、社長の考え方の整理に役立てています。今後も活動評価のアドバイスを中心に、販路拡大に向けてのマッチングなどをサポートしていくこととしています。

企業基本データ
代表 代表取締役 岡 和正
住所 島根県出雲市平田町2260-23 岡ビル2F
電話 0853-62-2048
e-mail hanakuso@cronos.ocn.ne.jp
URL http://www.hanakuso.jp/
従業員 4名
業種 パン・菓子製造業
主要製品 黒豆薄甘納豆、「ゴリラの鼻くそ」