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施策活用企業事例
氷温技術を使ったコーヒー豆をネットで販売し売り上げアップ
株式会社澤井珈琲 平成19年
企業概要
 (株)澤井珈琲は、昭和57年(1982年)にコーヒー豆の販売店として開業しました。人々がオフィスや自宅でコーヒーを飲むことが多くなってきたことが開業の背景にあります。当初はメーカーの加盟店となり、米子の商店街に店舗を構えてコーヒー豆を販売、顧客ニーズに対応するため開業1年後に自家焙煎を開始しました。

 米子での店頭販売だけでは収益の頭打ちが予想されたため、島根県に出店し喫茶部門も併設しました。その後、収益拡大を目指して独自商品を開発、消費者への距離的ハンディがなく、将来の可能性をもつネット通販にも着手しました。

 商品開発は、鳥取県産業技術センター食品加工研究所の研究支援を受け、脳神経細胞の成長を助ける成分トリゴネリンを含む「トリゴネコーヒー」、天然のダイエット成分カフェインとクロロゲン酸を独自の方法で抽出してブレンドした「美スリムダイエットコーヒー」、氷温技術を使った「氷温甘熟珈琲」を開発しました。この氷温技術とは食物を0℃から食物が凍る氷結点の間で貯蔵し、自然のおいしさを引き出す技術です。ちなみにこの技術は地元鳥取の研究者が開発したものです。

 この技術を用いてコーヒー豆を氷温下で長期熟成することにより、コーヒー豆がもっているアミノ酸成分を引き出し、その後の焙煎でコーヒーのおいしさを引き出すことを可能にしました。

 ホームページは、商品に思いを込めた内容にするため、あえて専門業者に委託せず「美と健康」をテーマに自社制作しました。「美と健康」を追求した独自商品に対し消費者が支持、平成18年に楽天市場で「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。また同年、全国中小企業情報化促進センターの情報化優良企業表彰で奨励賞を受賞しました。

 平成20年2月末には「地域産業資源活用事業計画」の認定を受けました。この認定により、ハンズオン支援や、政府系金融機関の低利融資などさまざまな支援が受けられるため、トリゴネコーヒーブランドの浸透を目指すほか、氷温技術を活用した新商品の開発に力を入れる考えです。

 インターネット販売部門は平成17年度に売り上げ全体の2分の1を占めるまでに成長しました。また、平成18年に台湾で開催された国際食品見本市への出展を機に、台北の百貨店や飲食店向けに自社製の簡易式コーヒーバッグや氷温技術を使用したアイスコーヒーを販売するなど、海外市場を見据えた展開も進めています。
自社開発した「トリゴネコーヒー」や「氷温甘熟珈琲」

支援内容
 (財)鳥取県産業振興機構では、澤井珈琲がすでに開発していたトリゴネコーヒーの成分効果を高めるために、氷温技術の活用をアドバイスし、平成17年、鳥取県の独自施策である「鳥取県やる気補助金」を活用するためのブラッシュアップ支援などを行いました。

 新商品の販売では、食品関連展示会、商談会の出展支援やジェトロと連携して国際食品見本市への出展支援を行い、平成18年度からは台湾への進出をサポートしました。

 また、澤井珈琲が商品のテーマとする「美と健康」を推進するために平成17年に経営革新計画の申請書作成を手伝うなど、商品開発から販売、経営指導にいたるまで、多面にわたり支援をしています。

企業者の声
「よいコーヒーを多くの人に味わって欲しい」と言う澤井幹雄社長
 新商品開発で補助金活用のための支援を受け、その資金をもとに健康関連商品としての効果や効能の確認ができ、商品開発の体制を確立することができました。

 また、販路開拓では食品関連展示会、商談会への出展支援や、台湾への販売ルートの紹介を受けるなど、営業拡大と経営基盤の強化に力添えをいただいています。

担当者の声
 個性豊かな商品ラインナップが実現し、産業振興機構が行った経営革新計画のための支援をベースに、販路の拡大に傾注しています。今後も国内のみならず、海外展開での支援などを通じてさらなる販路の開拓を支援していきます。

企業基本データ
代表 代表取締役 澤井 幹雄
住所 鳥取県境港市竹内団地278-6
電話 0859-47-5381
e-mail information@sawaicoffee.co.jp
URL http://www.sawaicoffee.co.jp/
従業員 52名
業種 コーヒー豆卸小売業
主要製品 コーヒー豆