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施策活用企業事例
ユーザーニーズに合わせNC装置も自社開発
FNS株式会社 平成19年
企業概要
 FNS(株)は昭和60年(1985年)3月に設立されました。工場のNC(Numerical Control:数値制御)によるシステム化を推進する企業を目指しています。社名のFNSはファクトリーのF、NCのN、システムのSと、それぞれの頭文字からとったものです。

 設立から10年間は主にNC専用機の企画と設計、納入試運転を行い、製作は外注していました。平成7年からは社内で設計だけでなく製造も手がけています。製造開始当初は専用機の頭脳部分であるNC装置を他メーカーから購入するなど、既製品を使用していましたが、ユーザーから持ち込まれるレベルの高い仕様を満たすことができず、NC装置そのものも社内開発に切り替えました。

 基礎研究を経て平成12年からはNC装置の実機開発を行い、デスクトップ型マシニングセンター「BM532T-ATC」などを製品化しました。こうした結果、トヨタ自動車のプリウスの発電モーター開発用製造設備や、三菱重工の燃料電池セルの生産設備、フォード社向けハイブリッドカーの電池生産設備などの開発設計製造を担当しました。

 平成16年からは神戸大学などと、経済産業省からの委託研究として、CADによる設計終了後、ボタン1つで直ちに加工ができるNC装置の開発に取り組んでいます。
試作用にマッチしたデスクトップ型マシニングセンター

支援内容
 (財)ひょうご産業活性化センターでは、小型で金属切削も可能なデスクトップ型マシニングセンター「BM532T-ATC」の新規性を評価し、「中小企業支援ネットひょうご」の成長期待企業に認定しました。そして、専門家派遣事業により「BM532T-ATC」のカタログ制作について専門家によるアドバイスを行いました。また、販路開拓支援としてコンサルタント会社に依頼し類似商品との比較調査と新たな販路見込先の調査を実施しました。この結果を踏まえ販路開拓マーケティングナビゲーターを紹介、ナビゲーターとともに県内の企業にアプローチした結果、受注ができるなど支援の効果が表れています。

 また、活性化センターが独自に作成している「販路開拓ガイドブック」への掲載や、兵庫県が機器を率先して購入し、企業に紹介する「ひょうご新商品調達に係る認定」の活用を促すなど、製品をアピールできる新たな場を提供しています。

企業者の声
 販路拡大支援を受けたことなどから当社の既存ルート以外に、専用機としての販売ルートでは扱ってもらえなかった大手卸商社と取引が可能になるなど、それまで考えていなかった切り口で販促活動を行うことができました。

担当者の声
 同社が製品化したデスクトップ型マシニングセンターは、小型で「試作開発」用として顧客のニーズに柔軟に対応できる製品だと思います。同製品を中心に販路拡大を支援しています。具体的には活性化センターの独自事業「マーケティングナビゲートシステム」により専門家を紹介し、経験・ノウハウ・ネットワークを活かした販売支援をしています。

企業基本データ
代表 代表取締役 見島 史郎
住所 兵庫県神戸市兵庫区浜山通4丁目1-14
電話 078−976-6868
e-mail info@fns-inc.co.jp
URL http://www.fns-inc.co.jp/
従業員 6名
業種 工作機械製造業
主要製品 デスクトップ型マシニングセンター「BM532T-ATC」などNC装置を用いた工作機械の設計・製作、パソコンおよび数値制御機械のソフトウエアの企画・製作