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施策活用企業事例
経験と人脈活かし、疾病診断用DNAチップを事業化
株式会社キュービクス 平成19年
企業概要
 (株)キュービクスは平成16年8月、金沢大学発バイオベンチャーとして石川県金沢市に起業しました。遺伝子発現情報を基盤とする疾病診断用デオキシリボ核酸(DNA)チップの事業化を目指し、金沢大学と特許実施許諾契約を結び、臨床試験の実施や新規疾患特異的遺伝子の探索などを共同研究しています。

 具体的には(1)肝がん検出・移転予測診断用、(2)糖尿病の合併症予測診断用、(3)胆管がん検出用の臨床的実用DNAチップの開発です。すでに肝がん専門医を組織化し臨床試験が金沢大学を中心に北陸三県の16施設、60人の肝臓専門医によって行われています。

 起業の背景には、代表者である丹野博社長に医薬品メーカー勤務時代の経験があり、医師との幅広い人脈をもっていることに加え、遺伝子解析データの必要性が求められていること、わが国でヒト・ゲノム計画が進み始めたことなど、医療・医薬業界の環境が大きく動いていることがありました。

 この事業の成果は、すい臓がん、胆管がんの早期発見実現と予後改善や肝臓がん、糖尿病といった疾患の予後を大きく改善でき、医療費が削減されるなど、社会的意義は大きいといえます。

 平成19年2月9日には、さらなる飛躍を目指し、石川県に経営革新計画を提出し、承認を得ました。また同年9月20日に、(財)石川県産業創出支援機構(ISICO)が主催する「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」で、最優秀起業家賞を受賞するなど、世界からも注目される企業に成長しています。また専門医による研究会の組織化にも力を注ぎ、医学研究会、学会の運営業務も行っています。
DNAチップは医療革命のドライビングフォース

支援内容
 ISICOは平成16年8月の設立時から、「地域産学官連携豊かさ創造研究開発プロジェクト推進事業」に基づき、同社に対して「先端ゲノム医科学情報と連携したバイオデバイスによる実用診断システムの開発」への公的助成を行ってきました。

 平成19年2月に新たな飛躍を目指し、石川県の経営革新計画を申請するにあたって、事業計画作成など多面にわたり支援を行いました。

 また、同社は平成19年9月にISICOが主催した「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」で、「遺伝子発現情報を基盤とする疾病診断用DNAチップの事業化」をテーマに発表を行い、最優秀起業家賞を受賞しました。現在、ISICOの支援チームがビジネスプランの実現に向けた支援を行っております。

企業者の声
「ISICOとの綿密な打ち合わせが成果につながった」と言う丹野博社長
 経営革新計画の申請にあたってもISICOから熱心に指導してもらい、申請時期から承認にいたるまでを綿密に打ち合わせ、実行してきた結果が、今日の成果として実を結んだものと思います。

担当者の声
 ISICOが主催した「革新的ベンチャービジネスプランコンテストいしかわ」に参加し、ビジネスプランについて説明した結果、審査委員から高い評価を受けました。その後の経営戦略立案と推進の一助になったはずです。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 丹野 博
住所 石川県金沢市彦三町1-2-8
電話 076-261-4701
e-mail hiroshi.tanno.kubix@s6.dion.ne.jp
URL http://www.kubix.co.jp/
従業員 3名
業種 その他の医療に付帯するサービス業
主要製品 遺伝子発現情報を基盤とする疾病診断用DNAチップの事業化、医師主導型臨床試験におけるデータ管理事業、医学研究会・学会の運営業務事業