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施策活用企業事例
次世代型はアプリケーションすべてをWebサーバーから配信
株式会社アイズ 平成19年
企業概要
 (株)アイズは平成12年5月の創業以来、シンクライアントOSの開発と販売、Webアプリケーションの開発を行っています。シンクライアントとは、企業や団体などの内部ネットワークで、社員が使うクライアントパソコンに最低限の機能しか与えず、サーバー側でアプリケーションソフトやファイル資源などを管理するシステムのことです。

 平成19年11月には携帯型シンクライアントOS「iZE Thin Client」を発表し、これまで販売してきたシンクライアントOS「Transporter」には指紋認証機能を追加し全国販売しました。

 USBメモリの指認証後に起動する「セキュアUSBメモリ起動モデル」、USBメモリの差し込みで起動する「汎用USBメモリ起動モデル」、Windows98以降で、メインメモリが64MBのマシンでも動作が可能な「HDD起動モデル」の3モデルを販売しています。

 「iZE Thin Client」はクライアントパソコンの情報漏えい、不正アクセス、ウイルス感染を防ぐセキュリティ機能に加え、指紋認証の機能を追加することで、端末の不正起動を防ぐことが可能です。

 また、次世代ITプラットホーム「iSharaku」は、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)や、印刷機能を含むすべてのアプリケーションをインターネット上のWebサーバーから配信する次世代情報プラットホームです。そのほかにもお客さまのニーズに合わせパソコン内のデータを保護するデータ・セキュリティ・システムを提案しています。

 同社はこれまでに培った技術やノウハウをいかに社会のために活用するか、その技術でいかに地域に変化をもたらし、新しい風を送り込むか、さらには世界で活躍できる日本人をどう育成していくかを真剣に考え、「地域におけるITの普及」と「育成IT技術へのあくなき挑戦」を経営指針として、社員全員に公的資格制度やベンダー系資格制度の資格取得と、新しい技術への挑戦を義務付けています。
40端末程度の接続が可能なシンクライアントシステムの構成例
40端末程度の接続が可能なシンクライアントシステムの構成例

支援内容
 同社の開発のすべてがリナックスなどオープンソースソフトウエアを活用しているため、その著作権は複雑になっています。思いがけない権利侵害やプログラムコードの公開義務が生じるなどから、権利確保ができないケースもありました。

 こうした悩みの相談を受けた(財)三重県産業支援センターでは、平成18年度の知的財産戦略支援事業で、ソフトウエアに強い弁理士を派遣、同社が発明したソフトの先願調査をしました。その結果を踏まえ、可能なものは特許出願を行うとともに、ブレインストーミングを繰り返し、製品の販売戦略と歩調を合わせたライセンス化など事業展開に必要な特許戦略の方向性をより明確にしました。

企業者の声
「有能な弁理士を探してくれて感謝している」と言う川邊浩社長
「有能な弁理士を探してくれて感謝している」と言う川邊浩社長
 専門性の高い弁理士が少ない地域で、有能な弁理士を探してくれたことに感謝しています。高度な専門性をもった弁理士を紹介してもらいました。この知的財産戦略支援事業は、知財戦略を重要と考える中小企業やベンチャー企業にとって有益なものと高く評価しています。

担当者の声
 オープンソースソフトウエアは特殊な技術とノウハウ、IT業界内のしがらみがある分野です。知的財産専門家が支援することにより、社員1人ひとりが知的財産の重要性を理解し、アイズが発展するための特許戦略を練ることできました。産業支援センターとしても、同社の発展のため販路拡大などを含めあらゆる支援をしていく考えです。

企業基本データ
代表 代表取締役 川邊 浩
住所 三重県伊勢市倭町1-46
電話 0596-20-6020
e-mail info@ize.co.jp
URL http://www.ize.co.jp/
従業員 12名
業種 ソフトウエア開発製造販売業
主要製品 携帯型シンクライアントOS(iZE Thin Client)、次世代ITプラットホーム(iSharaku)、オープンソースソフトウエアでの受託開発・運用・保守、Webシステムの開発、オープンソースソフトウエアの開発支援・保守・教育