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施策活用企業事例
独自開発の暗号鍵技術「瞬時鍵」でデジタル社会を安心・安全に
株式会社エヌクリプト 平成19年
企業概要
 情報化社会が高度化するにつれて、情報そのものを守るため、さまざまなセキュリティ技術が開発され使用されています。なかでも「暗号技術」は、セキュリティの中核技術として、あらゆる場面で使用されるようになってきました。

 (株)エヌクリプトは、世界標準の暗号アルゴリズムと、独自に開発した暗号鍵によりパソコン内のデータを保護するセキュリティ製品「エヌクリプトDS」を開発しました。同社の暗号鍵は、独自理論に基づいた暗号鍵発生メカニズムにより、使用のたびに異なった暗号鍵を発生させる技術です。この製品には暗号化機能に加え、データの完全消去機能もあり、パソコン内の不要データを復元不可能な状態に処理することもできます。暗号鍵を物理的に安全に管理でき、個人情報保護法のガイドラインをクリアできる情報セキュリティ製品です。

 さらに、サーバーとクライアントの区別なく、すべてのコンピュータがサーバーとしてもクライアントとしても機能する「ピアツーピア技術」を応用した負荷制御型リモート・モニタリング・システムも開発しました。アクセス負荷を必要最小限にすることで、大規模なサーバーや回線設備に依存しない情報配信ネットワークを実現し、災害時など情報の一極集中によるシステムダウンの被害も最小限に食い止めます。また、既存のネットワークを活用するため、新たなネットワークを低コストで構築可能であり、防災システムだけでなく、映像等各種コンテンツの配信システムなど幅広い応用が可能です。
使用ごとに異なった暗号を発生するセキュリティ用USBキー
使用ごとに異なった暗号を発生するセキュリティ用USBキー

支援内容
 (財)三重県産業支援センターでは、県内における新産業の創出と中小企業の活力ある発展を図るため、特定のベンチャーキャピタルを通して株式、社債(新株予約権付社債など)を間接的に引き受け、ベンチャー企業が事業に必要な資金を供給するとともに、ベンチャーキャピタルが引き受ける社債に対して債務保証を行ってきました。エヌクリプトについては、平成16年1月に「中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法」(創造法)に基づく「研究開発等事業計画」の認定を三重県から受けたことで、投資が可能となり、同年3月に県内の銀行系リース会社と名古屋中小企業投資育成(株)を通じて投資を行いました。同時に産業支援センターが有限責任組合員(LP)を務める「みえ新産業創造ファンド」からも投資を行っています。これが産業支援センターが同社と関わるきっかけになりました。

 平成19年10月には産業支援センターが音頭を取り、民間企業や大学などを中心に設立した「みえベンチャーサポート委員会」とともに、同社の製造・販売・資金調達などの課題解決のため、サポート委員と連携しながら支援を行っています。

企業者の声
「公共調達が実現し、事業の励みになった」と言う中村貴利社長
「公共調達が実現し、事業の励みになった」と言う中村貴利社長
 産業支援センターからは「みえベンチャーサポート委員会」などを通じ、資金調達などさまざまな場面で支援してもらっています。また、三重県の公共調達制度の商品として認められ、三重県と産業支援センターに製品を導入してもらいました。これは事業の大きな励みになっています。

担当者の声
 個人情報保護法の施行、情報化社会の進展に伴い、同社のセキュリティ製品などの活躍する場面が増えてくると思います。産業支援センターとしても同社の今後の成長に期待し支援に万全の大勢で臨みたいと考えています。

企業基本データ
代表 代表取締役社長兼CEO 中村 貴利
住所 三重県四日市市中村町2293-1
電話 059-365-0999
e-mail info@ncrypt.jp
URL http://www.ncrypt.jp/
従業員 9名
業種 製造業
主要製品 パソコン内のデータを保護するセキュリティ製品(N-CRYPT DS + N-CRYPT DS-U)、ワンタイムパスワード認証システム、負荷制御型リモート・モニタリング・システム