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施策活用企業事例
経営再生に向け意識改革を徹底
株式会社じゅらく荘 平成19年
企業概要
 (株)じゅらく荘は、岐阜県の中心に位置する関市内の中心街で料理店を営んで50年が経過しました。市内を流れる長良川と伝統ある刃物製造の町の中で繁盛してきました。とくに結婚式・法事などに出す会席料理は、定評があり他の追随を許さないものでした。

 店のセールスポイントは、日本庭園を眺めながら、新鮮な天然の魚介類を大衆料金で食べられることでした。ところが、伝統的な結婚式や法事などの利用が減少したことや、お得意さまだった大手企業が相次ぎ催事施設を開設したことなどから、大口の利用客が減少、経営環境は厳しいものとなりました。

 石田俊二社長は、経営不振の理由を他動的要因に押し付けても意味がないとの思いが強かったものの、自分の力だけでこの事態を打開するのは困難と考えて、平成18年9月に岐阜県中小企業支援センターへ相談に行きました。それまでは、経営再生のための抜本的対策をどう講じていこうか日夜悩み続けていました。

 そして、アドバイスを受ける中で、自分はもちろんのこと、従業員の意識改革を進めるとともに、販売促進や集客方法の再構築が必要だとの結論に達したわけです。
お客さまも再び増えはじめ、店内に活気が戻ってきた
 
じゅらく荘は格安に会席料理が楽しめる

支援内容
 関商工会議所で開かれた岐阜県中小企業支援センターの移動相談に、石田社長が来訪したのが支援の発端でした。料理店が抱える種々の悩みを聞きいたところ、現場での的確なアドバイスが必要と考え、専門家派遣事業の詳細を説明、レストラン・旅館再生に実績がある専門家を合計10日間派遣しました。現在も派遣を継続して指導しています。

 支援センターと専門家が指導したことで、以下のような具体的成果が上がっています。
(1)経営者と従業員の意識改革ができた。
(2)販売方針・集客方法の戦略構築の基礎力が向上した。具体的には繁盛店の見学や会席料理・昼食ランチの見直し、お客さまの満足が得られるよう素材を活かした料理の工夫が行われた。
(3)チラシ作成やホームページ活用など安価な広告の利用拡大。
(4)駐車場の拡充。
(5)顧客満足のため実践教育を通じ、挨拶や躾、接客技術のレベルアップが図られた。

企業者の声
 何と言っても、従業員の接客マナーが向上し、それとともに表情も明るくなりました。それまではお客さまが入店したとき、従業員の挨拶にバラツキがありましたが、最近はぐんと良くなりました。当然、厨房の従業員も教育をした結果、お客さまが料理を待つ時間が短くなり、料理のメニューも充実、さまざまな素材を活かすことで「料理の味が向上した」とお客さまから喜ばれることも多くなっています。この結果、わずかですが利益が出るようになってきています。

担当者の声
 昨年9月の移動相談時と比較すると、石田社長の態度や表情が一変しているのに驚きます。経営再生に対して意欲が充実している証拠だと思います。最盛期まで戻るには時間が必要でしょうが、集客方法の施策立案や、さらなる接遇マナー向上のための講習などの依頼を受けており、支援センターとしても積極的に期待に応えていきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 石田 俊二
住所 岐阜県関市日ノ出町2-16
電話 0575-22-1515
e-mail
URL http://www.nakashow.com/seki/sub8-5.htm
従業員 10人
業種 和食料理
主要製品 海鮮料理・鯛めし