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施策活用企業事例
業務用ソフト開発会社が初めて個人向けWebビジネスに参入
株式会社システックス 平成19年
企業概要
 昭和45年(1970年)、多くの人が現在のようなハイスピードで「パソコン社会」が到来するとは予想していなかった時代に、(株)システックスの前身である長野ソフトウェアサービス(株)が産声をあげました。システムハウスとして、業務用アプリケーションソフトの開発でさまざまな実績をあげ、着実にお客さまとの信頼関係を築いてきました。

 同社は、金融と医療関係のシステムに特化したソフト開発技術をもっています。自社開発のパッケージソフトには「健保組合向けシステム」、「各種医療パッケージ」、「個人認証タイムレコーダー」などがあります。平成2年には社名を現行のシステックスに変更しました。「受託開発」というしっかりした土台をもっており、IT業界では老舗として、確固たる地位を築いています。

 しかし、老舗という立場にあぐらをかかず、常に情報技術の可能性にチャレンジし続けています。こうした中から生まれたのが、同社にとって初の個人向けサービスとなる「パーティウェブ」の提供です。「ケータイ世代」と呼ばれる20代男女を対象に、携帯電話とインターネットを活用して、結婚披露パーティをサポートするというオリジナルサービスです。販売もネット上で行う仕組みであり、同社にとっては新たな分野です。経験のなかった商品企画から特許出願などまでも自力で行い、平成19年4月にホームページのオープンにこぎつけました。

 しかし、同じIT業界といっても、インターネット上での販売については、何もノウハウがなかったため、売り上げに結び付けることは予想以上に難しく、さまざまな方のアドバイス、支援を受けながら、ネット上での顧客対応を綿密に行いました。SEO対策、アクセスログ解析などを積極的に行い、試行錯誤を繰り返しながら売り上げアップを目指しています。
結婚披露パーティを支援するために開設した「パーティウェブ」
 
Web経由で送られたデータにより作成されたパーティ招待状

支援内容
 (財)長野県中小企業振興センターが平成17年、18年に開催したネット塾に参加しました。この塾は「売れるホームページ作り」を目標に毎月1回開催しているもので、人気ショッピングモールと自社サイトとの比較や、集客方法としてのブログ、アフィリエイト研究、SEO対策、決済方法、上手なデジタルカメラ活用法などを勉強しています。

 また参加企業相互のホームページの検証を行い、同社のホームページ「パーティウェブ」も「何を売りたいかよく分からない」、「色使いが良くない。これでは顧客を引き付けられない」など厳しい意見が出されました。「自社のホームページの顧客ターゲットについて考えてくるように」、「アクセス解析ツールでの自社サイト分析をするように」など、毎回宿題が課されています。さらに振興センターのアレンジで、東京にあるネット関係の先進企業を視察するなど、Webビジネスの展開に役立てました。

 塾終了後には102人が参加したネット販売セミナーで事例発表を行い、参加者の評価を受けました。また、振興センターの専門家派遣事業を活用し、10回にわたり実際にネット販売で実績のある専門家の指導を受けています。

企業者の声
「アクセスが増え売り上げも拡大」と喜ぶ前川仁史部長
 サービス開始当初は、運営方法などがほとんど分からない状態でしたが、専門家によるネット販売のノウハウ指導を受けました。徐々にそれらを吸収し、SEO対策やアクセスログ解析、アフィリエイトの活用、ブログ運営などを積極的に展開した結果、アクセス数が大幅に増え、売り上げ増にも結び付くようになりました。

担当者の声
 ネット塾に積極的に参加し、ほかの参加企業と情報共有化するためのメーリングリストも頻繁に利用し情報交流していました。異業種への参入でしたが、IT企業でもあり、ネット販売における社内体制もしっかりと確立していたため、運営・管理もスムーズにできたと思います。今後は携帯電話などモバイルにどう対応していくかが課題です。

企業基本データ
代表 代表取締役 北村 正博
住所 長野県長野市岡田町78-11
電話 026-226-7277
e-mail partyweb@systex.co.jp
URL http://www.systex.co.jp/
従業員 163名(平成19年3月末現在)
業種 ソフトウエア開発
主要製品 業務別・業種別アプリケーションソフト開発、システムインテグレーション(IPネットワーク構築など)、自社パッケージソフト(健康保険組合システム、個人認証タイムレコーダーなど)の販売、個人向けWebビジネス