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施策活用企業事例
時代のニーズにマッチした脂肪燃焼モニターを商品化
株式会社アステム 平成19年
企業概要
 (株)アステムは、平成4年10月に設立されたベンチャー企業です。光センサをコア技術に、画像処理を主とした産業用機器、電子部品の開発などを行っています。鈴木光社長は、民間企業で分光技術を使った砂糖の品質管理に取り組んだ後、昭和56年(1981年)にコンピュータシステムの受託開発会社「アイテック」を設立し、「寿司ロボット」の開発・製造を手がけましたが、自分の好きな光センサ関連の研究開発ができないことに悩んだ末、アイテックの営業を譲渡、その資金を元に光センサに特化したファブレス型研究開発企業「アステム」を立ち上げました。

 リンゴ、モモなどの糖度が非破壊で推定できる「ハンディ型非破壊果実糖度計・アマイカ」や印刷製本業界向けに画像認識技術を用いたCCDカメラ型「乱丁センサ」などを商品化しました。

 さらに近赤外線センサにより運動中の代謝機能を計測する脂肪燃焼モニター「DooO(どぉ〜お)」の商品化に成功し、市場化に取り組んでいます。運動した脂肪の重さを0.1g単位で表示でき、しかも効率的な有酸素運動ができているかどうかも表示できる携帯型の機器であり、体調に合わせたウォーキングなどにも活用できます。この脂肪燃焼モニターはスポーツ競技者の科学的トレーニングにも役立ち、メタボリックシンドローム対策などへと応用展開性の高い商品として評価されています。

 同社は「健康」に対する時代のニーズに応える優れた製品・サービスを普及させることで社会に貢献する企業を目指し、研究開発を進めています。
近赤外線センサにより運動中の代謝機能を計測する脂肪燃焼モニター
近赤外線センサにより運動中の代謝機能を計測する脂肪燃焼モニター

支援内容
 (財)神奈川中小企業センターは、平成18年度に、新事業の実現可能性を評価し支援するビジネス可能性評価事業で「運動負荷モニター」(「DooO」の原型)を「事業可能性大(A評価)」と認定しました。認定後は、担当マネージャーが販路開拓に関するさまざまな情報の提供を行いました。

 平成19年度は、新商品開発等支援事業補助金を交付するとともにITの専門家を派遣しホームページ制作を支援したほか、中小企業センターの機関紙「中小企業サポートかながわ」に同社の紹介記事を掲載し広報に努めるなど、多面にわたり支援を行っています。

企業者の声
「ビジネス可能性評価での高評価が勇気の源泉」と言う鈴木光社長
「ビジネス可能性評価での高評価が勇気の源泉」と言う鈴木光社長
 アステムはこれまでBtoBのビジネススタイルで事業を展開してきました。新商品「DooO」は消費者向けモデルのため、事業化に不安を抱いていたところ、ビジネス可能性評価事業で高い評価を受けるとともに販路開拓に関し力強い支援をもらい、勇気をもって事業を進めることができました。

担当者の声
 「DooO」の本格的な発表に向けて、積極的な普及啓発活動に取り組んでいます。「かながわビジネスオーディション2007」に応募し奨励賞を受賞、「中小企業総合展2007」に出展したほか、東京新聞や神奈川新聞、日刊工業新聞などのマスコミにも画期的な商品として大きく取り上げられました。メタボリック改善に向けて平成20年4月に「特定健診・特定保健指導」が義務化されるなど、時流適応の商品になりました。

 

企業基本データ
代表 代表取締役 鈴木 光
住所 神奈川県川崎市高津区溝口2-14-6
電話 044-833-8453
e-mail info@astem-jp.com
URL http://www.astem-jp.com/
従業員 10名
業種 製造業
主要製品 光センサ、画像処理技術を使った産業機器開発