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施策活用企業事例
業務管理システムを導入しプロセスを一元管理
株式会社ミウラ 平成19年
企業概要
 (株)ミウラは昭和40年(1965年)に、かつて映画の舞台にもなった鋳物の町・埼玉県川口市で木型製作所として産声を上げましたが、その後の高度経済成長に伴い、都会では働き手の確保が難しくなりました。そこで先代の三浦芳雄社長が福島県天栄村出身だったという縁もあり、昭和57年(1982年)に須賀川市に福島工場を新設したわけです。

 ミウラの強みは須賀川市の工業団地内に建設した工場にすべての工程を集約、木型・金型の設計から製作・鋳造・加工まで、一貫して行えるところにあります。また、一貫製作でなくても、試作や木型・金型製作、アルミ鋳造、部品加工などの個別工程ごとでも注文を受けられる体制を敷いています。さまざまなプロセスを離れた工場に持って行ったり、外注工場に持ち込んだりしなくてすむため、納期が大幅に短縮できます。また、一貫処理できるため、品質が安定するなどのメリットがあります。

 ただ、三浦信雄社長は、もっとコスト意識を高める必要があると感じていました。以前からパソコンを用いた原価管理システムが稼働していましたが、各部門の相互連携がうまくいかず、しっかりした原価管理ができない状況だったのです。そこで同社では(財)福島県産業振興センターに相談し、原価管理と業務管理の両システムに詳しい専門家の派遣を依頼しました。
一貫生産のためマシニングセンターも多く導入している
 
品質評価のため木型で製作したアルミ部品

支援内容
 三浦社長は「経営者だけではなく、従業員一人ひとりがコスト意識をもった少数精鋭の集団にしたい」という考えをもっていました。支援では受注案件ごとに個別に原価管理をすることで、損益状況を明確に把握するとともに、引き合いから入金までの業務プロセスを一元管理することが柱となりました。

 新たなシステム構築について、担当するシステムベンダーと専門家、社員が一体となって詳細な設計について打ち合わせ、ミウラにとって最適と思われる業務管理システムの構築を進めています。このシステムが本格稼動すれば、高度な業務体質が形成され、お客さまに貢献するだけでなく、同社にとってもステップアップする機会になると思われます。

 社業発展のために、業務管理システム構築だけでなく、人材の育成についてもアドバイスし、社員にさまざまな仕事を経験してもらうとともに、積極的に研修を行うなど、人づくりにも力を注いでいます。

 「他社でやっていけるだけの技術を身に付けても、ミウラが好きだから生涯ミウラに残りたい、という社員が多く育ってくれたらうれしいですね」と、三浦社長は社員教育に力を入れています。

企業者の声
「従業員を精鋭部隊につくりあげる」と言う三浦信雄社長
 専門家の先生には、自分の会社のことのように親身になって考えてもらいました。ベンダーの選定やシステム構築にあたって一切の妥協を許さず、安心して支援を受けています。

担当者の声
 ミウラの強みは、経営者が「人づくり」に力を入れていることにあり、その熱意は他社に類をみないほどです。今回の支援により、飛躍的に情報化が進むと同時に、全社員による情報の共有が図れると思います。この強みを活かし、営業体制の強化と技術力の向上を目指してもらいたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 三浦 信雄
住所 福島県須賀川市横山町131
電話 0248-76-2662
e-mail info@miura1.co.jp
URL http://www.miura1.co.jp/
従業員 22名
業種 木型・金型製作、アルミ鋳造・製品加工
主要製品 鋳造用金型・木型・樹脂型、アルミ鋳造、産業機械部品