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施策活用企業事例
「鶏醤」は北海道・三笠で生まれた新たな発酵調味料
株式会社中央食鶏 平成19年
企業概要
 昭和42年(1967年)に養鶏場として事業を開始、10年後に食肉処理の専門業者として(株)中央食鶏を設立しました。取引先の倒産による余波で、苦境の時期はあったものの、北海道内では数少ない廃鶏業者(採卵鶏の廃棄処理)として企業価値が認められ、道内では高いシェアを確保するようになりました。

 同社では社会的テーマともなっている「食品循環資源の有効活用」に早くから着目し、食肉処理工程で生じる廃棄物を有効利用することを考えました。さらに食品リサイクル法の遵守による循環型社会への貢献も考え、公的機関の協力を得ながら、新商品の研究に取り組んできた結果、鶏の内臓を使ったまったく新しい天然発酵調味料を開発することに成功しました。

 開発商品は鶏の内臓を活用した調味料であることから「鶏醤(ケイショウ)」と命名しています。この「鶏醤」は、無添加の生きたアミノ酸が豊富に含まれているのが大きな特徴です。一般的な醤油や魚醤と比較しても、うま味成分のグルタミン酸が多く含まれています。
「鶏醤」のマーケティングも着々と進む

支援内容
 (財)北海道中小企業総合支援センターでは、食肉加工の生産体制を整備するとともに付加価値の向上を目的に、設備貸与制度を活用した設備導入の支援をしました。また、平成15年から3年間、専門技術者招聘事業を活用し、技術者の資質向上の支援も行いました。

 平成18年には「鶏内臓の天然調味料」について、新規性と商品化を評価し、事業化資金貸付事業の融資を実行、専門家派遣事業とベンチャーシーズマッチング事業も利用し、新商品の事業展開に向けた支援を行いました。

企業者の声
「研究の成果が鶏醤に」と言う加藤厚雄社長
 支援センターの手助けにより、加工鶏肉の安定供給と付加価値の向上が可能になりました。また、調味料という新分野の製品開発に努め「鶏醤」を事業化することとができました。

 小売りや業者向けのマーケティングについても支援を受けることができました。今後も支援センターの協力を受け、中央食鶏の認知度を高め、生産体制を拡大していきたいと思います。

担当者の声
 中央食鶏は北海道では数少ない廃鶏業という専門事業を行っていましたが、業務内容の拡大を目指し、自社開発商品を生み出しました。新商品の事業化からマーケティングまでを北海道の創造的な中小企業育成という観点から支援しました。各成長段階に合わせた支援が成功したわけです。

 

企業基本データ
代表 代表取締役社長 加藤 厚雄
住所 北海道三笠市本町4番地の1
電話 01267-2-8100
e-mail cyuuou@atlas.plala.or.jp
URL
従業員 40名
業種 食料品製造業
主要製品 鶏肉加工