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施策活用企業事例
パターン情報処理を生産設備などの監視技術に応用
アングルトライ株式会社 平成19年
企業概要
 アングルトライ(株)は、工学博士である手島昌一氏が、MTシステム(Mahalanobis Taguchi System)を適用したソフトウエアを開発・提供するため、平成17年5月に設立した会社です。

 MTシステムとは、田口玄一博士(品質工学を構築。欧米では品質工学はタグチメソッドと呼ばれる)により提唱されたパターン情報処理の理論で「パターン情報処理とは計測尺度を作ることである」という考えに基づき、「製造ラインなどで正常状態との相違を検知し、相違する場合は原因がどこにあるかを瞬時に特定する技術」です。

 手島社長は田口博士の協力のもとで、この理論を活用した製造業向けの監視・検査ソフトウエアを開発しました。このソフトウエアをさまざまな製造ラインに導入することにより、設備・機器が正常に稼動しているか、あるいは現在見ているものが正常時と同じ状態にあるのかなど、従来は熟練者の判断が必要だった設備監視や検査・分析業務をシステム化し、設備監視機能の高度化を図ることができます。

 ソフトウエアは用途に応じ5種類を開発しています。これらソフトウエアについては、編集委員・審査委員を務めていた品質工学会で培った人脈などを活かしながら、販売促進活動をしています。主に北海道外の大手メーカーなどに、ソフトウエアを現場の実情に応じてカスタマイズするなど、コンサルティングサポートを含め提供しています。

 また、サポートはMTシステムの提唱者である田口博士が同社の特別顧問になっており、協力体制が構築されています。
生産現場の監視などに貢献する製品群

支援内容
 (財)北海道中小企業総合支援センターでは、アングルトライに対し、平成16年にプレインキュベーション施設である「創業準備オフィス」を活動の拠点として1年間利用してもらうとともに、起業化計画に向けた相談に応じて、事業計画の作成などについて支援しました。

 平成17年には、実現性の高い優秀な起業化計画に対して開業資金の一部を補助する「起業化ステップアップ支援事業」として認定、これに基づく助成を行うなど、本格的な開業に向けての支援をしました。

 この制度の利用と並行して、創業・経営のトータルサポート窓口である「総合相談窓口」を中心に、資金調達方法や経営の進め方などについての相談支援をしました。

企業者の声
「会社立ち上げをサポートしてもらった」と手島昌一社長
 北海道中小企業総合支援センターには、金融機関から融資を得るにあたり、信用保証協会への説明の場を設定してもらうなど、やや特殊な技術系会社の立ち上げを力強くサポートしてもらいました。

 また、創業準備オフィスで隣り合った英語会話喫茶の創業者さんとは、今でも楽しいお付き合いをしています。

担当者の声
 製品の安全性が叫ばれている中で「設備監視機能の高度化」というメーカー共通の課題に貢献できるシステムの提供ができるものです。産業界のニーズに合致したビジネスに期待をし、創業から事業化まで支援してきました。このように当支援センターでは創業準備段階から相談に応じています。

企業基本データ
代表 代表取締役 手島 昌一
住所 北海道北広島市広葉町2丁目2-7
電話 011-219-5621
e-mail at_info_sapporo@angletry.com
URL http://www.angletry.com/
従業員 3名
業種 その他のサービス業
主要製品 MTシステムを適用したパッケージソフトウエア・設備監視システムなど