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伝統を守り、時代と共に進化する企業。沖縄の素材にこだわった美味しい菓子づくりを追求!
有限会社珍品堂 平成18年
企業概要
 当社は52年の歴史を有する沖縄の菓子メーカーです。昭和53年、沖縄の本土復帰に伴う本土大手メーカー菓子の沖縄参入の危機感から、それまでのあられ、せんべい、キャンディ等から現在の姿、沖縄の伝統菓子であるちんすこうや黒糖菓子へ製造転換しました。現在の安里仁勝社長は、平成9年に就任した2代目。平成3年に東京から沖縄に呼び戻され、これを契機に商品の本土出荷を開始しました。平成9年には新工場を建設しましたが、手狭になり、平成15年に那覇市から糸満市に本社・工場を移転し、安全衛生面や生産の効率化を図りました。

 安里社長には2つの重大な出来事がありました。

 1つは、「沖縄にはちんすこうを食べたことがない人がたくさんいる」という事実でした。社長は「沖縄の人に食べてもらうためには昔のままでは駄目、安全な素材を使って若い人の口に合うようにする必要がある」と商品の改良、バリエーション化に着手、販路もコンビニやスーパーを新たに開拓しました。これが功を奏し、工場移転を後押ししました。

 2つ目は、本土の友人が発した「沖縄には美味しい土産菓子がないね」という言葉でした。「珍品堂の使命がはっきりと見えた瞬間であった」と社長は回想します。それ以降、沖縄の素材にこだわり、美味しさを追求した商品の開発に取り組みます。

 そして、完成を見たのが付加価値の高いパイナップルやマンゴーのショコラであり、今や当社の人気商品となり第3の柱に育ちつつあります。「お客様にお菓子を通じて夢と感動を提供する」をコンセプトに、常に進化を求め、沖縄の伝統菓子に新しい味を創造し続けています。
社屋と笑顔が絶えない社員の皆様
 
多彩な魅力の品揃え

支援内容
 沖縄の素材を活用し、商品の改良・開発に取り組んでいる同社ですが、必ずしも全てが順調というわけではありません。常に試行錯誤を繰り返しています。今後、沖縄ブームに左右されない、商品力のある本物のお菓子を開発するためにも、平成17年度と平成18年度は継続して、専門家派遣事業によるマーケティングコンサルタントの派遣を通じた指導を行っています。平成17年度は、ものづくりの原点に立ち返って、

(1)当社の成長の方向性
(2)顧客ターゲット
(3)ブランド戦略
(4)既存商品との関連性等

について、考え方を徹底的に突き詰めました。その上で、新商品の味や食感の改良、パッケージやネーミングの見直し等、お客様にとって魅力的でわかりやすいものに商品を改善しました。

 そして、今年に入って同社はどこにもない最高のちんすこうづくりに挑んでいることから、

(1)県内外の市場分析
(2)コンセプトづくり
(3)味の差別化
(4)ブランディングについて専門的なアドバイス

を実施し、商品開発の円滑なる推進をサポートしています。

企業者の声
代表取締役
安里仁勝氏
(夢見るお菓子の伝道師)
 商品開発について自分たちが思っていることよりも更に踏み込んで考えさせてくれました。その結果、商品開発の方向をより的確なものに軌道修正することができました。専門家からの客観的なアドバイスは、とかく思い込みに走りがちな自分たちにとって大変有効です。

担当者の声
「珍品堂のお菓子はとても沖縄が感じられて美味しいね」とお客様に喜ばれることに情熱を燃やす安里社長。そして、同じ思いを工場の中の暑さよりも熱く抱き、一丸となって明るく菓子づくりに励む社員の皆様には頭が下がる思いです。今後とも同社の成長を願い、支援していきたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 安里仁勝
住所 沖縄県糸満市西崎町4-17-15
電話 098-840-3040
e-mail chinpindo@seagreen.ocn.ne.jp
URL http://www.chinpindo.co.jp
従業員 30名
業種 琉球菓子製造販売業
主要製品 ちんすこう、沖縄黒糖菓子、パイナップルショコラ、マンゴーショコラ