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シラス緑化基盤がヒートアイランドの緩和に貢献
株式会社ストーンワークス 平成18年
企業概要
 当社は、人工大理石メーカーとして平成2年10月に創業しました。大理石をはじめサンゴや桜島溶岩、ガラスを素材としてストーンテーブルや床材を製造していましたが、バブル以降の公共工事の減少等に伴い売上げが激減し、経営の危機に直面しました。「何か新しい事業を」と考えていたところ、鹿児島県工業技術センターのシラスの研究成果に出会いました。

 鹿児島県の面積の半分以上を覆っているのはシラス台地です。シラスとは火砕流堆積物のことで、保水性が高く強度が低いことから、骨材としても使えず、これまで廃材同様に扱われていました。

 しかし、そんなシラスを鹿児島県と当社が協力して緑化基盤材として商品化を行いました。従来の製品に比べ、断熱性・透水性・保水性が優れていることから環境に対応した新しい建材として注目されることになりました。

 これまでの受賞歴は、平成15年10月に「全国地場産業優秀製品表彰事業」中小企業庁長官賞(全国中小企業団体中央会主催)を、同年12月に「新技術・研究開発」産業経済賞奨励賞(鹿児島商工会議所主催)をそれぞれ受賞、また平成18年3月には、九州経済産業局の推薦を受け、「Japan Venture Award 2006(地域貢献部門九州地区企業)」を受賞しました。

 鹿児島市ではヒートアイランド対策の一環として、平成19年度末までに市内中心部軌道敷き約1700メートルを全面緑化する計画を進めています。今後、ヒートアイランド現象や都市型水害を緩和する素材として更に注目され、地域経済効果も大きいものと期待されています。
軌道敷き施工例
 
シラス緑化基盤

支援内容
 財団法人かごしま産業支援センターでは、鹿児島県工業技術センターとの共同研究で開発(特許出願)した「シラス緑化基盤」の普及支援を行っています。当支援センター主催の平成17年度かごしま産業技術賞「特別賞」の受賞によって、県内のTVや新聞で大きく報道されたことで、同社の取り組みが、広く知られるようになりました。

 また、九州ニュービジネス協議会の二水会で同社の取り組みを発表したことで、県内外企業とのマッチング支援を行いました。更には、平成18年6月に京都で開催された第5回産学官連携推進会議で当社の「シラス緑化基盤」を実際に展示し、全国から集まった来場者に製品の紹介を行いました。

 現在、屋上緑化や壁面緑化、駐車場緑化材料として、鹿児島県、鹿児島市、東京都、大阪府、国土交通省、民間病院等多くの施行実績につながっています。

企業者の声
代表取締役
上中誠氏
「シラス緑化基盤」の商品開発・実用化へのアドバイス等、多くの支援を頂きました。また、財団法人かごしま産業支援センターの平成17年度かごしま産業技術賞の特別賞を受賞することができ、県内外の企業から注目されたことで、販路拡大につながりました。

担当者の声
 財団法人かごしま産業支援センターは、「シラス緑化基盤」の事業拡大に向けた販路拡大支援や情報誌による紹介を行っています。社長他社員一丸となって自社製品の開発に取り組み、業績も順調に推移しており、今後の成長に期待しているところです。

企業基本データ
代表 代表取締役 上中誠
住所 鹿児島県曽於郡大崎町野方2980
電話 099-478-3149
e-mail stoneworks.km@isis.ocn.ne.jp
URL http://www.stoneworks.co.jp
従業員 20名
業種 建設資材製造業
主要製品 シラスブロック・シラス緑化基盤・シラスタイル・人造大理石等