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災害時にも威力を発揮する近未来的な通信システムの開発
株式会社エリアトーク 平成18年
企業概要
 平成14年に当社が開発した「地域情報伝達無線システム“エリアトーク”」は、従来の公民館の有線放送を無線で使用できる「画期的な近未来型」の通信システムです。お客様のニ−ズに応じた特殊な無線の開発を手掛ける当社が総務省に提案し、日本で初めて許可を得ました。

 開発のきっかけは、鹿児島のある山間部の公民館長さんからの要望でした。町からのお知らせや台風時の注意の呼びかけ、避難指示等は有線放送で行われていましたが、毎年のように台風に襲われた後は断線による故障があちこちで発生し、集落を挙げてその復旧作業に追われ、高齢化の進んだ集落では大きな負担になっていました。

 社長の大田育広氏が試行錯誤を重ねること2年にして、ようやく完成したのがこのエリアトークです。エリアトークは、簡易無線の周波数で放送を行うもので、送信設備を公民館長の自宅に置き、受信機を各家庭に置きます。周波数を150MHzに設定したトランシーバーに送ることにより、半径15kmの範囲内であれば、どんなに高い山や木があっても確実に、しかもハッキリと放送が届く画期的な製品です。

 現在、高齢化に悩む地域の連絡手段やコミュニティ維持の切り札として福祉の面からも地域の暮らしに安心をもたらすため、ますます期待が高まっており、全国的に大ヒットしています。
システム構成図
拡大図
 
地域情報伝達無線システム

支援内容
 財団法人かごしま産業支援センターでは、平成17年度に最近の3年間に県内の中小企業等が開発した新製品・新技術のうちで特に優れたものとして、同社の開発した「地域情報伝達無線システム“エリアトーク”」に、かごしま産業技術賞「大賞」を顕彰しました。

 また、九州ニュービジネス大賞への挑戦を支援し、優秀賞を受賞することができました。

 更に、財団法人かごしま産業支援センター及び九州ニュービジネス協議会等が主催するベンチャープラザ鹿児島「二水会」で、かごしま産業技術賞の表彰を行うとともに、同社の取り組みを発表し、県内外の企業に事業提携や資金提供を呼びかけました。

 平成18年度には、県が試験的に発注して販路の開拓や受注機会の拡大を図る「鹿児島県トライアル発注制度」への応募を支援し、発注製品に選定されました。

 現在も、新規事業計画策定や新技術開発、マーケティング等のさまざまな課題解決について断続的に支援を行っています。

企業者の声
代表取締役
大田育広氏
 平成17年度かごしま産業技術賞「大賞」や九州ニュービジネス優秀賞等を受賞し、高い評価を頂いたことで、事業化の自信と対外的な信用を得ることができました。

 これらを励みに「鹿児島発全国へ」を念頭に、今後も社会に役立つ商品開発を目指して参ります。

担当者の声
 県の平成18年度産学官共同研究開発事業に採択され、県工業技術センターと共同研究を行う等積極的に製品開発に取り組んでおられます。業績も順調に推移しており、今後の発展に期待しているところです。

企業基本データ
代表 代表取締役 大田育広
住所 鹿児島県霧島市隼人町東郷1321-64
電話 0995-42-7211
e-mail areatalk@satuma-net.com
URL http://www.satuma-net.com
従業員 4人
業種 情報通信機械器具製造業
主要製品 情報伝達無線システム「エリアトーク」、オリジナル通信機器の製造