HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 戻る
「数」を売る経営から、「価値」を売るへ。こだわりのオリジナル商品で、宮崎の焼酎文化を発信。
株式会社大阪屋 平成18年
企業概要
 当社は、宮崎県内随一の繁華街である西橘通りの近くに店舗を構えており、その立地条件から、かつては業務用酒類の販売が9割近くを占めていました。売上も順調に伸びていたので、商品さえ補充すればよいという売り方をしていました。ところが、大規模小売店舗法の改正があり、スーパーやディスカウント店が台頭、価格競争が始まったのです。

 そこで、平成3年に、生き残りをかけて店舗の改装に取り組みました。スチール製の商品棚は温かみのある木造り棚にし、客が店内を回遊できるよう通路を広く取る等して、見せる陳列に変えたのです。店舗の改装に合わせ、一般には手に入りにくい県内中小蔵元の焼酎や地酒等を多く揃え、個性化を図りました。老舗の強みを活かした取り組みです。

 この結果、「こだわりの酒が買える店」として個人客を多く獲得できるようになりました。業態も、業務用販売から店内販売・ギフト用の通信販売へとシフトしてきました。更に独自性を強化するため、15年ほど前から蔵元の協力を得て、自社でオリジナル銘柄の焼酎を販売するようになりました。

 このような品揃えが評判を呼び、ここでしか手に入れられないものを求め、県内はいうまでもなく、県外からも次々とお客さんが訪れてくるようになりました。
「Gosso」シリーズ

支援内容
 全国的に焼酎ブームが続いていますが、いずれはブームも沈静化するでしょう。その時は、「地元の焼酎文化」を発信し、守っていくことを販売の基本とすべきであると同社は考え、県内の各蔵元からセレクトした焼酎を、特製の小瓶に詰めて販売するオリジナルブランド「GOSSO(ゴッソ)」シリーズを新たに立ち上げています。

 このブランド戦略の構築・推進に当たり、財団法人宮崎県産業支援財団のコーディネーターによる徹底した助言・指導を行いました。その結果、経営革新計画の承認を得るまでになりました。当財団でも、基金活用型宮崎県中小企業経営革新補助金の交付を決定し、ネーミング、パッケージデザイン、ボトルデザインの検討等に要する経費を補助してまいりました。

企業者の声
代表取締役
坂本健太郎氏
 地元の焼酎文化を支えているのは、こだわりをもって造っている蔵元であり、愛飲する消費者であり、その間に立つ酒屋です。ブームが去っても地元の酒屋は焼酎文化を守る責任があります。その手段として、「GOSSO」シリーズを新たに企画しました。この商品への思いやコンセプトを消費者に伝え、焼酎そのものがずっと愛されるものにしたいと思います。

担当者の声
コーディネーター
佐々木隆行氏
 スーパーやディスカウント店が台頭し、価格競争が激化する時代にあって、大阪屋さんは独自のビジョンを持たれ、堅実な商売をされています。宮崎市の中心市街地に立地し、県外客も多いことから、今後も宮崎の焼酎文化の発信基地として、その役割を担って頂きたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役 坂本健太郎
住所 宮崎県宮崎市橘通西3丁目2番26号
電話 0985-25-3166
e-mail oosakaya@jeans.ocn.ne.jp
URL http://www.oosakaya.co.jp
従業員 5名
業種 酒類小売業
主要製品 宮崎県内の中小蔵元と連携し、オリジナル銘柄の焼酎や地酒を販売