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家庭用酸素濃縮機「酸素泡美人」の開発と販路開拓
サンセラミックス株式会社 平成18年
企業概要
 サンセラミックス株式会社は、昭和60年、地場建設大手の株式会社さとうベネックが東芝セラミックス株式会社等と共同出資して設立した会社です。半導体メーカー向けの高純度石英ガラス器具および半導体冶具の製造を主事業とする会社ですが、2年ほど前から事業多角化の一環として環境改善機器分野に注目し、オゾン装置メーカー等に向けて酸素濃縮装置のOEM生産に乗り出しました。

 その後、最近の健康・酸素水ブームに着目して「この分野に適した装置を開発したい」との思いを強くした吉田社長が中心となって研究を重ね、開発したのが家庭用酸素濃縮装置です。

 家庭用酸素分野への進出を決定づける契機となったのは、セラミック・ロータリー弁に関する特許技術の譲渡話でした。その仕組みは、シンクロナスモーターが低速回転するだけで、従来の電磁弁群やセンサー・電子制御と同じ働きをするため、配線・配管がシンプルになり、装置の小型化・静粛化が可能となることです。渡りに船と特許権の取得を即決して、浴槽用酸素濃縮装置の開発に本格的に乗り出しました。

 この家庭用酸素濃縮装置「酸素泡美人」には、ユーザーに快適な癒し空間を満喫していただくため、用途に応じたシリーズが用意されています。酸素吸入や酸素水の生成はもちろん、マイクロバブル発生器等、多くの機能・機器が備えられています。今後は「多くの利用者にリラクゼーションを楽しんでいただくため、販売店組織の充実と各種展示会への出展を通じて幅広くPRしていきたい」と、本格的な販売に向けて期待と自信を膨らませています。
酸素吸入
 
酸素水生成

支援内容
 財団法人大分県産業創造機構の総合支援課が支援窓口となり、種々の支援事業を組み込んで、新分野進出に伴う製品開発を支援しました。その1つは、ビジネスマッチング事業において実施した電機メーカーOBによる電気製品安全対策に関する指導・アドバイスです。

 また、平成17年秋に開催された「中小企業総合展2005inTOKYO」への出展により、製品展示・販路開拓支援を実施したことで、東京のエステティックサロンに販売するきっかけができました。この他、大分県産業科学技術センターが公募した共同開発研究事業に採択され、装置の基礎構造部品の研究や外装・デザインについて共同開発が実施されました。

企業者の声
代表取締役社長
吉田泰造氏
 異分野への進出と自社製品の開発という未経験の事業展開に伴い、不安と心配の中、財団法人大分県産業創造機構を始め、多くの支援機関から助言やアドバイスを受けました。いろいろな試験・研究・出展を通じ、開発に自信が持てるようになりました。

 特に、同機構のお世話により、大分県産業科学技術センターでの共同研究成果となる試作機を初めて「中小企業総合展2005inTOKYO」に展示・出品した時は、来場者から多くの参考意見や激励を頂き、展示要員の社員ともども感謝しています。

担当者の声
 事業の多角化に対して吉田社長は積極的に挑戦し、前向きに取り組んでいます。私ども支援者が提案する内容をよく理解して頂き、事業にも積極的に参加しています。今後は、環境改善機器部門の拡充のため、支援メニューを積極的に活用し、製品開発・販路開拓につながる効果的な支援活動を実施します。

 財団法人大分県産業創造機構は今後も、大分県、大分県産業科学技術センターと連携しつつ、特に販売面を中心に同社を支援していきたいと考えています。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 吉田泰造
住所 大分県豊後大野市犬飼町田原714-2
電話 097-578-1511
e-mail info@sun-cera.jp
URL http://www.sun-cera.jp
従業員 19名
業種 製造業
主要製品 高濃度酸素濃縮装置・石英ガラス製キャリアーボード

提携に関する情報
 今後の販売拡大に向け、当社製品の販売代理店、契約特約店、工事・メンテナンス業者との提携先を募集します。

 また、家庭で手軽に楽しめるリラクゼーションを実際に体験してもらうモニター会員制を実施します。