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砥部焼の新たな可能性に挑戦、マンションのエントランスや外壁に使用!
有限会社すこし屋 平成18年
企業概要
「今までとは少し違って、少し面白い、少し楽しい」砥部焼(とべやき)を制作しようと、若手の陶芸家が集まり窯元グループ「すこし屋」が発足しました。その意思を受け継ぎ、代表取締役の松田歩氏が平成17年9月に設立したのが当社です。

 代表取締役の松田歩氏は、砥部焼の窯元を営む家に生まれ育ち、4代目になります。焼き物に親しむ中で、「作る」ことが自然と好きになっていきましたが、「井の中の蛙」になってはいけないと考え、佐賀県で焼き物の勉強をしようと、佐賀県の有田焼の窯元で2年間修行をしました。

 砥部に戻ってからは食器を中心に焼いていましたが、新しい何かを作り出したいという思いは常にもっていました。そんな折、建築設計事務所から建築用装飾資材の制作を依頼され、これをきっかけに、砥部焼の新たな可能性を目指すことになりました。

 当社は、手づくりの砥部焼の陶板やレリーフを用いた芸術性の高いマンションのエントランス等を制作することを主な業務としています。また、外壁ばかりでなく、内装・インテリア関連の装飾の製品として食器や洗面鉢等の制作も行っています。更に、ガラス細工職人等とのコラボレーション(共同制作&異業種交流)により、砥部焼の良さが活かせるオリジナルの装飾材の開発も行っています。

 このように、代表者が優れた技術を活かし、意欲的に製品開発に取り組んできた結果、当社の製品については各方面から高い評価を受けるようになりました。しかし、営業面が弱いことが経営課題であることから、財団法人えひめ産業振興財団の支援を受けて、企業訪問・展示会への出展等の取り組みを行うようになりました。
マンションのエントランス
(柱が陶板・屋根がレリーフ)

支援内容
 愛媛県を代表する砥部焼の窯元は、現在150軒程度あるものの、市場拡大や新商品開発に大きな進歩がなく、地域産業振興の観点からも、事業の取り組みに改革が求められるようになっていました。

 このような中で、新しい砥部焼のイメージづくりと新しい事業分野の開拓を推進するため、共同製作や異業種交流による新商品の研究開発を支援するチャレンジプランの事業が始まりました。陶芸家だけでなく異業種の事業者も加わり、芸術性が高い、インテリア関連等の砥部焼の開発を行おうということになったのです。

 この事業で開発した製品は、新規性や技術性において高い評価を受けたばかりでなく、建築資材という新たな砥部焼の用途に係る事業化への期待が高まるとともに、その可能性についても高い評価を得ました。

 そこで、財団法人えひめ産業振興財団が運営する創業準備室に入居し、事業化に取り組むとともに、平成17年9月には法人の設立も行われました。当財団の中小企業支援センターでは資金繰表や収支計画の作成支援を行い、銀行から運転資金を調達することを可能にしました。その後も、経営者の経験が不足している経理や販売促進、事業の方向性の検討等について、継続してアドバイスを行っています。

企業者の声
代表取締役
松田 歩氏
 創業の際、起業方法や会社経営等について、その時々に応じて、適切なアドバイスを頂きました。会社設立時の手続きについては、支援を受けることでスムーズに行うことができました。会社設立後も、経理や営業等に係る細やかなサポートに、大変助かっています。

担当者の声
 会社設立に向けて、事業計画や収支計画作成等でアドバイスをしました。会社設立時には、愛媛県の補助金申請の助言を行った結果、採択されました。また、約50社の愛媛県内企業の前でビジネスプランを競うコンテストの準備にも協力しましたが、その結果、同社は最優秀賞を獲得できました。会社設立後は、資金調達や販路開拓の手伝いを行い、大変感謝されました。今後も起業を目指す方への適切な支援を進めてまいります。

企業基本データ
代表 代表取締役 松田 歩
住所 愛媛県伊予郡砥部町宮内506-1
電話 089-962-1130
e-mail ayumu-sky@sky.quolia.com
URL http://www.sukoshiya.com
従業員 2名
業種 窯業
主要製品 砥部焼の陶板及びレリーフ

提携に関する情報
 砥部焼は愛媛県を代表する焼き物です。ひとつひとつが手作りのため、ご要望に応じた製品を制作します。