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多軸通電焼結機、米国・韓国で特許を取得
株式会社アカネ 平成18年
企業概要
 業暦33年に及ぶ当社は、自動車部品製造会社として出発しました。マツダ株式会社の2次サプライヤーで、事業の65%は自動車関連です。現在では、自動車用シートの金属部品製造、省力化機械の設計製造、多軸通電焼結機の設計製造等に守備範囲を広げています。

 平成5年、保有する焼結技術をベースに多軸通電焼結機「シンターエース」の開発に着手し、平成7年に完成させました。焼結とは、材料の粉末を加圧しながら加熱し、融点に達する前に固める作業です。自動車部品製造の過程で、この分野における新技術・新素材の研究開発に努めてきた成果です。

 焼結法には、加圧と加熱の2大要素があります。従来の一般的な通電焼結機では、上下の垂直方向一軸のみで加圧、加熱、冷却のすべてを行うために温度ムラを生じやすく、焼結の均質度や製品の歩留率を悪化させる原因となりがちでした。

 当社が開発した多軸式通電加熱方式の「シンターエース」は、加圧は縦軸、加熱・冷却は水平の2方向(四軸)で分離して行うことにより、加熱の非効率性を解消し、均質な焼結構造をもつ焼結体の製作ができるようになり、歩留りの改善にもつながります。「絶えざる努力の量がお客様の信頼の量となる」をモットーとし、焼結機の製造販売と、それを使った新素材や新機能材、複雑形状の焼結品の開発に情熱をもやしています。今回の開発により、従来の下請け依存型から脱却し、当社全利益に占める焼結技術開発の貢献利益は2割程度になってきています。
米国・韓国で特許を取得した多軸通電焼結機「シンターエース」
 
多軸通電焼結機で製作したサンプル

支援内容
 新開発製品による新事業の立ち上げに関し、専門家の派遣を通してビジネスプラン作成の支援などを行いました。そして、平成15年、財団法人ひろしま産業振興機構・広島県中小企業・ベンチャー総合支援センターが主催する、中小・ベンチャー企業と商社・機関投資家との出会いの場「ひろしまベンチャー交流サロン」で、「シンターエース」のビジネスプランを発表しました。続いて、関東圏の商社・機関投資家等との出会いの場「ベンチャーひろばin東京」にも出展しました。

 また、この「シンターエース」とほぼ同時に開発した、半導体等を冷却する優れた放熱器「ヒートシンク」についても、カーオーディオ・パワーアンプ用ヒートシンクの拡散接合技術の開発が「平成18年度高付加価値型製品研究開発支援補助金」の対象に採択され、そのテーマを商社・機関投資家との出会いの場「ひろしまベンチャー交流サロン」で発表しました。

企業者の声
代表取締役
砂元健市氏
 各種の展示会への出展、交流サロンでのビジネスプランの発表以降も、月に何度かは広島県中小企業ベンチャー総合支援センターに相談に行っています。

担当者の声
 品質やコスト基準の厳しい自動車部品を作り続けていたことが、新規ビジネスへも活きています。新技術の製品化でさらなる飛躍が期待できます。

企業基本データ
代表 代表取締役 砂本健市
住所 広島県広島市安芸区船越南2−6−3
電話 082-823-3859
e-mail k.sunamoto@akane-kk.jp
URL http://homepage3.nifty.com/business1/akane/corp/company.htm
従業員 18名
業種 自動車用シート金属部品製造、省力化機械設計製造、多軸通電焼結機設計製造および受託焼結
主要製品 多軸通電焼結機「シンターエース」