HOME > 支援情報・情報を知る > 施策活用企業事例

施策活用企業事例 戻る
病理診断検査技術を医療以外に販路拡大
株式会社協同病理 平成18年
企業概要
 当社は、医師・獣医師・臨床検査技師・細胞検査士・電顕技術士等の有資格者による病理学専門検査施設(登録衛生検査所、医療関連サービスマーク認定施設、日本臨床細胞学会認定施設)として、主に医学系の受託試験研究を行っています。金属・鉱物・樹脂等素材関連を中心に非医学系分野への上記技術の応用拡大を目指しています。

 当社では、もともと生物試料を主に扱ってきた経緯から、従来より医・薬・農・畜産関係での高い評価を得ていました。また、骨、歯にはじまり金属・鉱物に至るまでの硬試料、生の食品等や各種高分子ポリマー等の膜状、粒子状試料から粉体までといった硬軟各種の幅広い材料に対応できる点で、医療用器具メーカを皮切りに近時は金属加工・化学関係の需要が増えてきています。

 製作した標本の加工技術についても、無機物から微生物までを検体対象とした各種の多彩な染色技術を有しており、全国の大学、薬品・化粧品メーカ等からの受注実績があります。また、生物試料標本からの遺伝子抽出・解析技術・蛍光・偏光・位相差・微分干渉観察、走査・透過型電子顕微鏡等、各種顕微鏡を用いた材料表面・断面の微細形態の観察技術、元素分析、顕微計測、顕微鏡画像解技術ももっており、医学系技術者を多数擁しているため、特に医療分野への進出を目指す顧客に対しては、試験計画の策定段階から評価段階まで幅広い試験研究支援業務を請け負うことができます。

 病理学的技術を基盤として専門的に顕微鏡標本を製作する企業は全国的にも少ないのですが、とりわけ扱う材料の幅広さ、応用技術の豊富さを背景に、幅広い試験研究支援業務を担っている点で当社は特異な存在といえましょう。
社屋
 
作業風景

支援内容
 同社の病理検査の高い技術力を評価し、平成17年「中小企業支援ネットひょうご」の成長期待企業として選定いたしました。それを受けて、事業の一層の成長に資するために次のような複合的支援を行ないました。

(1)支援センター担当マネージャーの指導助言にもとづく、「病理検査技術」の販売促進のための市場戦略構築(マーケティング調査による製品の販売戦略の提案)
(2)専門家派遣事業:専門家による販売戦略の実践のための指導助言

企業者の声
代表取締役
小川隆文氏
 がん診断等の病理検査は診断・治療に直結するため、医療の中に深く組み込まれています。私達はその技術を「商品」として広い分野に「販路拡大」することを目指していますが、事例的には特異な分野なので戸惑うことも多く、支援を受けて心強いナビゲーターを得たと思っています。

担当者の声
 経営革新として、高い技術力を応用し新たな顧客開拓に取組まれている同社を成長期待企業として選定し、必要な支援をタイムリーに実施しました。

企業基本データ
代表 代表取締役 小川隆文
住所 兵庫県神戸市西区大津和2-7-12
電話 078-977-0730
e-mail info@kbkb.jp
URL http://www.kbkb.jp/
従業員 18人
業種 各種研究支援(病理学)・顕微鏡標本製造・加工
主要製品 各種素材の顕微観察用超薄切標本製造、表面・断面形態解析、各種染色、成分検出、蛋白解析、遺伝子抽出等

提携に関する情報
(1)医療機器・器具等の開発等医療関連分野への進出を考えておられる企業
(2)医療関連の独自の専門技術をお持ちの企業