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経験と若さを融合し技術を高める精密機械メーカー
株式会社ノムラ 平成18年
企業概要
 当社は、代表者である野村正剛氏が、昭和42年に奈良県御所市にて創業されたのが始まりです。ゲージ(測定器具)の製造や商品の試作を中心に一部金属部品加工もしています。

 ゲージは製品等の寸法をチェックする際に使用する器具であり、正確さが要求されます。万一、精度に狂いが生じた場合、すべての製品が欠陥品となってしまいます。何を測定の対象にするかによりゲージの精度の要求度が異なりますが、ものによっては1ミクロン(1,000分の1ミリメートル)の狂いも許されないものもあり、実に繊細な技術「研磨」が要求されます。

 この工程は、機械では僅かな誤差が生じるため、最後の仕上げは、やはり人の手で行わなければなりません。研磨は、金属板の上にダイヤモンド等の粉をまき、その上で磨きあげる作業です。機械で5ミクロン手前くらいまで削りあげているので、削る部分はごく僅かです。しかも、どこで測っても同じ数値になるように均一に磨き上げなければなりません。削り過ぎれば全てが台無しになるので非常に神経を使い、経験と勘が必要な職人技です。なかなかこの工程を行えるだけの職人を育てるのは難しく、この工程だけを外注に頼る企業も出てきています。

 当社では、熟練従業員が若手従業員に日々マンツーマンで技術指導し、この技術伝承問題に取り組んでいます。また、取引先からの技術・設備要求に応えるため、機械設備の充実も重要なポイントです。当社では適宜、機械の入替を行い、「人」と「モノ」の2点から技術力の維持・発展を図っています。
研磨作業…左の金属板から荒削り→中仕上→仕上の3工程を繰り返す。
磨き上げると鏡のような輝きが出る。

支援内容
(1)平成12年度設備貸与事業(割賦)により、立型マシンニグセンターを導入、労働負担軽減と生産性向上が図れました。
(2)平成14年度設備貸与事業(割賦)により、ワイヤー放電加工機を導入、多彩な加工が可能となり受注範囲が増加し生産性が向上しました。
(3)平成16年度設備貸与事業(リース)により、CNC旋盤を導入、新たな受注対応が可能となり、受注量が増加しました。

企業者の声
野村充宏チーフ・野村正章工場長
 財団法人奈良県中小企業支援センターの本制度を活用することで投資リスクを抑えることができました。

 また、公的な機関である支援センターの制度を利用していることで、取引先や金融機関の一定の信用を得ることができました。

担当者の声
 同社では切削から研磨まで一通りの機械を所有しており、殆どの工程を同社だけで一貫してできるのが強みです。現在は、「早さ」「正確さ」が要求される競争時代です。企業としての職員の技術力・設備能力維持は必要となっています。財団法人奈良県中小企業支援センターとしても設備貸与事業等を通じて支援していきたいと考えています。

企業基本データ
代表 代表取締役 野村正剛
住所 奈良県橿原市雲梯町239-4
電話 0744-21-2500
e-mail
URL
従業員 11名
業種 省力化機器、精密機械測定器、治工具全般、検査装置・機械部品加工
主要製品 ゲージ(測定器具)