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古いスレート工場を恒温工場に変える断熱工法
株式会社近藤機械製作所 平成18年
企業概要
 当社は、昭和22年に近藤鉄工所として創業以来、今日まで機械専業メーカーとして各種専用機設計製作、金型設計製作、超精密機械部品製作等を行っています。

 ここ数年のお客様のニーズにより超精密加工分野に力を入れてきましたが、古いスレート工場内ではどんな精密機械も温度変化には十分な精度を維持することができないことに気づかされました。

 そこで、社長は工場の断熱工事を建築業者に依頼しましたが、工場内に設置された機械がじゃまになり足場が組めず断念、またできたとしても工期が1ヶ月程も必要となり、操業中の工場では大きな問題となりました。

 工場の操業を止めず、機械の移動もなしにできないかと考案されたのが、現在特許出願中のサーモクリップという金具を使用する工法(右図参照)です。ビスを1本も使わず、この金具を使用することにより、工場内の屋根の内側に断熱材をスムーズに取り付けることができ、当社工場(120坪)では土日の2日間で施工を完了できたすぐれものです。

 その効果も抜群で、光熱費を従来の35%も削減できたという結果が出ています。
断熱材取付工事
拡大図
 
断熱材施工前後

支援内容
 平成17年11月、財団法人あいち産業振興機構が新規性・独創性のある事業プランの評価を行う「事業可能性評価事業」に応募され、平成18年度9月には有望ビジネスマッチング交流会においてプレゼンテーションを行い、建設業者などに販売促進を行うことを予定しています。

 また、現在、当機構マネージャーの指導の下、新連携支援計画の認定に向け、コア企業として準備を進めているところです。

企業者の声
代表取締役
近藤信夫氏
 事業可能性評価は「ボーダー」ではありましたが、財団法人あいち産業振興機構の指導のもとで、更なる発展の場として中小企業庁の新連携事業へと導いていただいています。独力では難しい新分野への進出に励みとなっています。

担当者の声
 当技術は「環境」に着目したものであり、社会的ニーズは十分にあると考えられますが、基本的にスレート工場に対応したものであり、今後、その他の規格の屋根にも対応できる応用製品を開発できるかどうかが事業発展のカギであると思われます。

 名古屋商工会議所が10月に開催する環境見本市に出展を予定するなど、ユーザーへの本格的な販売活動はこれからという段階ではありますが、総合環境事業として成立していくことを期待しています。

企業基本データ
代表 代表取締役 近藤信夫
住所 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字八反田131-1
電話 0567-95-1343
e-mail kondo@kondo-kikai.co.jp
URL http://www.kondo-kikai.co.jp
従業員 26人
業種 機械製造設計
主要製品 各種専用機設計製作、金型(ダイキャスト型、鍛造型、プレス型)設計製作、各種治工具設計製作、超精密機械部品製作