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潤滑皮膜を自己形成する固体潤滑剤製品の製造開発と販路開拓
助川鉄工株式会社 平成18年
企業概要
 当社は、昭和36年に創業以来、碍子成型にはなくてはならない青銅鋳物製の金型・丸鏝(まるごて)を主力にして、碍子専用機や自動化・省力化機械、理学機器等を設計・製作し、この他に潤滑油製品の製造販売も手掛けてきました。

 碍子は瀬戸地区の地場産業であり、最盛期にはメーカーが20〜30社を数え、同社のシェアは80%を占めていました。

 ところが、電力産業が成熟してきたことと、ケーブルの地中化や電力源がガスのコージェネ、風力発電、太陽電池に切り替わる様相を見せ始めた頃から、碍子関係の金型及び専用機等の需要は激減しました。

 こうして新分野開拓の必要に迫られたため、大学等の協力を得て産学共同研究を進める一方、いままで蓄積してきたノウハウを活用し新製品の開発を模索してきた結果、潤滑油製品の実用化に成功しました。

 この潤滑油製品は、機械の摩擦が大きいしゅう動部分に乾性潤滑被膜を持続的に形成し移着させる固形潤滑製品「MOWAX」(モリブデンワックス)と、耐水性のある「GRWAX」(グリースワックス)です。

「MOWAX」は固形化した二硫化モリブデンと潤滑ワックス、グラファイトを混合した乾性潤滑ワックスを、各機器部品に合わせて成形して組み付けるもので、給油作業を簡素化でき、油やグリースが不要となること等が特徴です。

 当社は、この潤滑油製品の開発に成功したことにより、機械分野から化学分野へ業務を大きく転換しようとしています。

 また、事業を発展するためには「経営指針を成文化して経営方針や経営計画を打ち立て、短・中・長期の事業計画を明確にさせなければいけない」と、助川社長は経営方針の確立や新技術の開発等に闘志を燃やしています。
耐水性のある「GRWAX」使用例

支援内容
 平成17年度に新規性、独創性のある事業プランの評価を行う事業可能性評価事業に応募され、事業可能性評価委員会から最高の「A評価」を得ました。

 平成18年度は、新規事業である販路開拓等事業化支援の「新事業創出サポート事業」の対象企業とするとともに、資金提供や販路開拓等のビジネスパートナとの出会いの場となる「有望ビジネスマッチング交流会」にも参加して、プランの具体的な事業化に向けて支援していくこととしています。

企業者の声
代表取締役
助川雄氏
 以前より財団法人あいち産業振興機構のサポートのもとで、多くの専門家の方々から技術指導を受けて、実用化につなげることができました。

 また、機械の設計製作ではついドンブリ勘定的になりがちでしたが、経営革新支援認定後は事業計画と販売方針を明確にすることができました。今後は販路開拓に向けてより一層の企業努力をしてまいります。

担当者の声
 愛知県の中小企業経営革新等支援事業費補助金を受け、その後、事業可能性評価委員会から「A評価」を得ました。

 現在、平成18年度の新規事業である「新事業創出サポート事業」を実施しており、各種制度や紹介情報を前向きに活用されて事業を展開されています。

企業基本データ
代表 代表取締役 助川雄
住所 愛知県瀬戸市南山町2-138
電話 0561-82ー7212
e-mail admi@sukegawa-works.com
URL http://sukegawa-works.com
従業員 1名
業種 自動化・省力化機械の設計、製造、販売、潤滑剤製品の製造、販売
主要製品 碍子専用NC旋盤、コーティングロボット、MOWAX、GRWAX