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さらなるチャレンジ コストダウン
株式会社TGケラー 平成18年
企業概要
 瀬戸物として知られている焼物産地の愛知県瀬戸市で、当社の創業は大正4年と古く、先代の父親が絶縁用の低圧用碍子の製造を始めたのが事業のスタートです。これらの製品は、主に当時の東邦電力へ問屋を通じて納入し、その高い品質が評価され安定的な製造を行ってきました。

 現在では大手電力会社及び電機メーカーに高圧碍子類を直接納入するようになり、国内でのトップシェアを占める商品も育ってきています。更に、碍子以外にも住宅およびビル用のタイルを取り扱い、新たな工場を建設し増産に対応してきました。

 右上の写真は全長100mに及ぶトンネル窯で、今回省エネ・製品歩留り向上等の指導を受け、大きな成果がありました。右下の写真は外壁タイルで、当社の技術で割り方をコントロールすることにより、壁面のうねりが形成されるように個々のタイルを割っており、割られた面の質感とうねりが形成するコントラストが特徴です。

 当社は、タイルの割り方に関する特許を取得するなど高い技術力を活用して、常に先を見た事業展開を図っており、今後もこの地域のセラミック産業のリーディングカンパニーとして、更なるチャレンジを続けていきます。
設備
省エネ・歩留まりの向上があった全長100mのトンネル窯
 
製品
外装タイル

支援内容
 今後のセラミック産業は決して楽観視できず、厳しい競争が続くと見られます。このような環境のなか、社長には更なるコストダウンを行い、競争に勝ち抜いて先々代から続いている事業を守っていきたいとの意欲が感じられます。

 焼物は、人件費以外ではエネルギーコストが高く、今後更にエネルギー単価の高騰と環境問題が厳しくなるという思いで、財団法人あいち産業振興機構にコストダウンのための合理化、および省エネルギー技術の支援依頼がありました。

 当機構は早速専門家を派遣し、合理化の一環として焼成設備の移転に関するレイアウトおよびハード、ソフト両面からの省エネルギー、他の既存焼成設備についてはソフト面から5回に亘り省エネルギー手法の指導、支援を実施しました。

 こうした支援により、多方面に効果が表れてきています。特に省エネルギー技術では、1ヶ月当たり重油15kl、金額で90万円近い効果を得たと報告を受けています。

企業者の声
 イラク戦争が始まって以後、原油の高騰は止まる所を知らず、この数年で1バレル当り20数ドルから70ドル前後まで上昇しました。当業界ではこの影響を直接受け、一段と優勝劣敗の勢いが増してきました。

 当社も製造原価に占める燃料代金の割合が10%強から30%弱まで上昇し、将来立ち行かなくなる恐れが出てきたため、丁度この時期に財団法人あいち産業振興機構による専門家派遣の支援を受け、その結果大変有意義な指導を受けることができ、大幅な燃料削減を図ることができました。

担当者の声
 このような支援機関による支援、指導は受け入れ側が本気になって実行しないと効果は出ませんが、同社は社長を始め担当者が指導項目について実行しようとする熱意があり、目標の省エネルギー、コストダウンは必ずや達成されることでしょう。

 また、もう一つ大切なことは、企業は自分達だけで改善するのではなく、このような支援制度を有効に活用することが競争に勝つ近道となることであると言えます。 

企業基本データ
代表 代表取締役 加藤幸則
住所 愛知県瀬戸市品野町1-185
電話 0561-41-1171
e-mail なし
URL なし
従業員 65人
業種 窯業・土石製品製造業
主要製品 高・低圧碍子、碍管、磁器質外装床タイル