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創業100年の老舗瓦製造業者が廃瓦のリサイクルシステムを事業化
株式会社亀山 平成18年
企業概要
 当社は、創業100年余の歴史をもつ瓦製造及び、主に社寺・仏閣の瓦屋根工事を行う老舗の企業です。

 本来、瓦は上質の土からできていますが、廃瓦となると産業廃棄物として処理されている現状を憂い、また、産業廃棄物の処理には多額の費用もかかっていることから、廃瓦をリサイクルすることに着手しました。

 瓦等を破砕する機械は既に販売されていましたが、現場での処理作業や破砕後の破砕材の活用を考え、小型で移動が可能で、破砕材の面取りができ、大きさの調整が可能な独自の破砕機を開発・製作しました。

 当初は自社の工事で出る廃瓦を破砕し、社寺・仏閣等の庭に敷いたりしていましたが、この破砕材をガーデニングや建築資材等に利用できるように用途開発を進めると共に、破砕機の販売を開始しました。

 環境関係や建設業関係の展示会への出展や業界団体者への説明会等により引合いは多く、徐々に販売実績も出てきていますが、価格が一式500万円から1,200万円くらいすることもあり、なかなか購入に至らない現実がありました。そこで、現在、より安価で機能の向上を図った改良機の開発を行っています。

 また、産業廃棄物の処理には許認可が必要ですが、企業等が機械を購入またはレンタル等により導入し、自ら処理して活用するか再生品として販売すれば許認可の問題もないことから、破砕材の用途開発及び販路の確立にも力を入れています。
破砕機
 
破砕材の使用例

支援内容
 財団法人長野県中小企業振興センターには「破砕機を販売拡大したい・・・」ということで平成17年の春先に社長が相談に来所されました。

 そこで、瓦を破砕しても破砕材が再利用されなければ、結局は処分しなければならないため、単に破砕機を販売するのではなく、処理後の破砕材の用途開発と販路を確立することを含めて、環境循環型ビジネスモデルとして事業展開することをアドバイスしました。平成17年度に「ベンチャー企業等商品化・事業化可能性調査事業」を活用して展示会への出展や、破砕材の市場開拓等市場調査を実施し、今後の商品戦略及び販売戦略の策定を支援しました。

 商品戦略においては県や市の技術開発費助成金等を活用して試作機の機能の改良を図り、販売戦略においては破砕機と破砕材ごとに展示会等に出展し、PRと用途開発を行う支援を行いました。

 その結果、破砕機は瓦製造業者等に数台販売し、破砕材についても建設業や造園業等の資材及びガーデニング用品としての用途が開発できました。

 現在は、県の補助金を活用してより小型で高性能な2号機の開発・製造を支援しております。

企業者の声
代表取締役
亀山照一氏
 ここまで来るのに10年かかりました。一度は挫折しあきらめかけましたが、長野県及び財団法人長野県中小企業振興センター、商工会議所や金融機関等皆様のご支援・ご協力を頂き、なんとか事業化の目処が見えて来ました。

 まだまだ課題は多いですが、「廃瓦リサイクル事業」を成功させたいと頑張ってまいりますので、瓦製造業者や産業廃棄物処理関係企業の皆様のご利用をお願いすると共に、関係機関の皆様の更なるご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

担当者の声
 新たにスタートをしたばかりのこの事業、「費用をかけ、捨てていた廃瓦を新たな製品として甦らせる」という環境循環型社会へ寄与するビジネスモデルであり、全国から引合いは大変多いのですが、まだ販売実績は伸びていません。

 開発中の2号機が完成すると、更に小型で高性能かつより安価な破砕機が提供できることから、更なる破砕材の用途開発と販売チャネルの確立に努力し、この事業が大きく花咲けばと期待し支援をしております。

企業基本データ
代表 代表取締役 亀山照一
住所 長野県上田市大字上田原752-6
電話 0268-22-5407
e-mail kawara@kameyamas.com
URL http://www.kameyamas.com
従業員 20名
業種 一般・神社仏閣屋根工事業
主要製品 瓦屋根工事、破砕機の製造販売、廃瓦・石膏ボード等の再生及び再生材の販売

提携に関する情報
 大切な資源を無駄にしない、循環型社会へ貢献するという使命をもって、「廃瓦リサイクルシステム」の普及を進めています。瓦だけではなく、貝殻、タイル、サイディング、ガラス等の破砕も可能です。

 破砕機・破砕材の購入者、及びこの事業を共に広めて頂く販売パートナーを広く求めています。