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荒地を緑にする新しい土壌の開発
株式会社ヴェルデ 平成18年
企業概要
 技術顧問である田野島氏は、土地の荒廃を防ぎ、農地、緑地、樹林を確保するために、また、失われつつある緑の保全回復に効果的な商品になり得ることを確信し、平成12年に既に開発済みであった土壌環境資材「ヴェルデナイト」の製造に着手しました。「ヴェルデナイト」は、土壌改良材として世界一般で既に使用されている「ピートモス(みずごけ)」に最高の粘土物質といわれる「モンモリロナイト(通称ベンナイト)」をコーティングした製品であり、「ピートモス」の保水性と「モンモリロナイト」の保肥性(土壌の栄養分を保持する力)を併せ持つノンケミカルで世界唯一の土壌環境資材です。

 田野島氏は本資材の用途として、水稲育苗用の培土への活用を考え、株式会社GSIクレオスを中心に、グンゼ株式会社、有限会社三和園芸等と販売契約を結び販売を開始しました。また、種まき、さし芽専用の育苗培土として、種苗メーカーであるカネコ種苗株式会社と販売契約し、平成16年3月に販売を開始しました。

 平成17年には野菜育苗培土の販売を三井物産アグロビジネス株式会社を通し開始しましたが、供給が追いつかなくなったため、新工場への移転を決め、生産能力を向上させました。また、その他の用途として、砂漠、海岸の緑化やビル農場への応用等を研究しています。

 製品の特徴が徐々に知られるにつれて、問い合わせ、引き合い、受注が増加してきており、今後、自社生産は現在のレベルに留め、大量需要に対しては原料供給によるライセンス許諾に切り替える戦略を計画中です。
砂漠緑地化試験
 
「ヴェルデナイト」

支援内容
 同社は「ヴェルデナイト」の知名度を高めること及び資金支援を目的に財団法人神奈川中小企業センターの「かながわビジネスオーディション」に応募し、平成12年には団体賞を、平成17年には奨励賞、来場者賞を受賞しました。その結果、多くの支援を受けることができ、株式会社に改組、将来の株式上場に希望をもたらしました。

 また、産学公連携支援として、平成13年よりかながわ環境コンソーシアムの「土壌改良プロジェクト」に参加し市場開拓を行い、平成14年からは「ヴェルデナイト」の効果を測定するため、武蔵工業大学環境情報学部の指導の下、湘南海岸で実証試験を実施したところ、本資材の海岸線における飛砂防止と植物発育に係る効果が認められました。

 更に、日本大学生物資源科学部の紹介で、アラブ首長国連邦に進出した日本企業の敷地内の緑化工事を行い、高い評価を得、中東をはじめとする砂漠化した土地の改善に効果があることを実証しました。

企業者の声
代表取締役 技術顧問
田野島鐡也氏
 ビジネスオーディションへの参加は、審査員の各先生方及び聴取者に評価を頂いたことで、会社としての知名度アップと自信につながりました。また、コンソーシアム事業の継続は、内外に対する環境浄化のアピールに十分役立ちました。

担当者の声
ビジネスコーディネータ
根岸良吉氏
 ヴェルデナイトの製造・販売事業の拡大を推進しておりますが、更に、用途の拡大とそれに伴う必要関連技術の選択、関連機関との連携等、緻密な連携的活動が必要と考えています。

 現在、人工環境制御での完全有機栽培技術の実用化開発に取り組んでおりますが、なんとか事業化してもらいたいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 田野島昭子代表取締役 技術顧問 田野島鐡也
住所 神奈川県厚木市岡田3-9-14
電話 046−229-3000
e-mail inquiry@verde-jp.com
URL http://www.verde-jp.com/
従業員 7名
業種 製造業
主要製品 土壌環境改善資材の製造及び販売

提携に関する情報
 ビル農場関連において、実際に建物を所有し食物を栽培する事業に参入する企業体を探しています。