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知的財産戦略が加速させた新商品開発
株式会社国太楼 平成18年
企業概要
 当社は昭和37年8月創業で、昭和48年10月に株式会社国太楼を設立しています。創業以来、消費者尊重第一主義の商品政策を基軸に経営を進めてまいりました。便利・高品質・廉価で他社との差別化を図り、安全と健康の本質を追求する精神は、利益追求だけではなくコンシューマリズムに立脚したものとなっております。

 具体的には、常にお得意先様との「取り組み」に力を注いでおります。この「取り組み」とは、取引先各店舗の売り上げ目標を掲げ、地域の顧客に合わせたオリジナル商品を開発し、目標達成するための情報提供を推進するというものです。その結果、取引先各店舗は繁盛し、当社の利益にも結びつくといった相乗効果を生んでおります。「経営風土はさまざまに異なっていても、目指すゴールは常に変わらず相互発展」と中村社長は語ります。

 平成元年からコーヒー豆の直輸入業務を開始しました。平成7年にスタートしたオーストラリアでの茶栽培業務提携事業は、現地農家との相互理解のもと、順調に進行しています。また、カナダ産の有機栽培麦茶の輸入やスリランカ、インドの紅茶・健康茶関係等、いち早く海外ネットワークを構築し、業容の拡大を続けています。

 当社のお茶やコーヒーは、伊藤園やUCC等大手ブランドのように知名度はありませんが、埼玉県内のスーパーやドラッグストアの棚をよく見てみると、そうした大手ブランドに負けないくらいのスペースを国太楼のお茶やコーヒー(アロマドリップコーヒー等)が占めていることに改めてお気づきになるはずです。「安心」「安全」「簡単便利」「安い」「おいしい」で表される、国太楼の商品コンセプトに対するお客様の支持が反映されたものといえます。
「1杯19円アロマ20モカB」
「1杯19円アロマ20キリマンB」
「1杯19円アロマ20スペシャルB」
 
「やぶ北濃味金印100g」
「やぶ北濃味銀印100g」
「やぶ北濃味松印100g」
「やぶ北濃味竹印100g」

支援内容
 中村社長が自社の知的財産戦略を考えていた時、新工場建設に資金面で協力をしていた中小企業金融公庫さいたま支店から、「財団法人埼玉県中小企業振興公社が運営している知的財産総合支援センター埼玉(略称:知財センター)で、企業の知的財産戦略作成をサポートする事業があるので利用を検討してみては」との紹介があったのがきっかけで、知財センターの支援を受けることになりました。

 知財センターでは、弁理士のほか、

(1)ブランド戦略の専門家で、
(2)茶、コーヒー等飲料のマーケティングに通じ、
(3)デザインもわかり、更に
(4)社員教育できる専門家を同社の希望で派遣しました。

 知的財産戦略の作成は、平成17年10月から平成18年3月初めまで、約5か月間かけて支援しました。緑茶、麦茶はもとより、紅茶、コーヒーについて、またティーバックの検討、粉末茶の検討、更にはブランド戦略、個々の商品の商標、更には販売戦略まで多岐にわたって戦略作成は行われました。

 今回の取り組みを通じて知的財産戦略が策定できたばかりでなく、社員の企画力向上にもつながり、また、新商品の販売が加速されるといった効果も生まれてきています。

企業者の声
 付加価値の高い商品開発の裏付けとして、知的財産戦略を社員参加のもとに作成し、その過程で、自社の技術・ノウハウの洗い直しと『商標』の練り直しを考えるため、知財センターの支援をお願いしました。今後も、かねてからの課題である「ブランド力の向上」のため、知財センターをはじめ、財団法人埼玉県中小企業振興公社事業を有効に活用させて頂きたいと思っています。

担当者の声
 食品加工販売業では先駆となる、知的財産戦略を手掛けたのが株式会社国太楼です。中村社長の先見性と積極性は、埼玉県発の「ナショナルブランド」飲料の誕生につながる期待を抱かせます。知財センター、そして財団法人埼玉県中小企業振興公社の支援を、そのための一助としてお役立て頂けますならば、私どもといたしまして望外の喜びとするところです。

企業基本データ
代表 代表取締役 中村国田郎
住所 埼玉県所沢市東所沢和田2-1-11
電話 04-2944-0175
e-mail info@kunitaro.co.jp
URL http://www.kunitaro.co.jp/index.html
従業員 71名
業種 緑茶・烏龍茶その他健康茶各種、コーヒー、紅茶、海苔の製造加工販売
主要製品 お茶、コーヒー、紅茶、海苔