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スクリーン印刷技術を活かした新商品で自立型企業を目指す
有限会社常磐スクリーンプロセス 平成18年
企業概要
 昭和54年の開業以来、当社は一貫してスクリーン印刷に従事してきました。自動車、デジタルカメラ、事務用機器等に組み込まれるプラスチック部品の表面印刷です。

 平成7年には、スクリーン印刷技法とUVインキを使用した超厚盛印刷を開発し、視覚に障害をもつ方々に点字の提供を開始しました。更に、指で触れて読み取れる高さ・精度を実現した文字・図形の提供を可能にしました。

 また、将来性の大きい点字印刷の品質を統一するため、平成14年には通商産業省(現:経済産業省)の「JIS原案作成委員会」に当社は委員として尽力しました。これにより、平成16年6月に施行したJIS(紫外線硬化樹脂インキ点字―品質及び試験方法 JIST−9253)では、強度等の他に点字凸ドットの間隔や文字間・行間及び凸ドットの径や高さの形状を規定しています。

 平成12年には、この超厚盛印刷技術の研究開発について「経営革新支援法」の承認を受けました。これを契機に、今まで培ったスクリーン印刷技術をもとに転倒予防製品「滑らんちゃんシール」を開発しました。この製品は、透明ポリエステルフィルムに紫外線硬化樹脂製の滑り止め効果のある凸ドットをスクリーン印刷で実現したことが特徴で、階段・床用、手すり用、浴室用等一般住宅向けに3種類を製造販売しています。

 なお、環境保全活動にも積極的に参加し、地球環境にやさしい生分解性プラスチックの情報と印刷技術の開発を平成2年から開始しています。自ら代表を務める生分解性プラスチックの普及団体「JGK埼玉グリーンプラ(http://www.saitama-greenpla.com/)」が、平成17年にNPO法人となり、本格的に事業活動を行っています。
開発した転倒予防製品
「滑らんちゃんシール」(手摺り用・夜光タイプ)(上)
(階段用・標準タイプ)をはった階段(中)
(階段用・夜光タイプ)(下)

支援内容
 財団法人埼玉県中小企業振興公社の支援は、同社のホームページの立ち上げから始まりました。平成13年のことです。その時の支援内容は、ファイル転送、画像データの加工方法から日常のメンテナンスに至るまで、電話によるインターネット相談によって、安定したホームページが運用できるように支援を行いました。

 次に、同社が今まで培ったスクリーン印刷技術をもとに開発した転倒予防製品「滑らんちゃんシール」の製造・販売に当たっては、当支援センターの相談窓口を利用され、既存製品に対する優位性や多様な販路の検討等、今後の販路開拓の方向性について常勤のサブマネージャーが助言したことで、新たな販路開拓につなげています。

 更に、新たな商品を開発する際は、知的財産総合支援センター埼玉(略称:知財センター)の総合相談や専門相談を活用して、常勤の知的財産アドバイザーや弁理士等により、新商品企画時の特許性や権利取得についての疑問点や問題点を解決することができました。

企業者の声
代表取締役
内舘聰氏
 ホームページの開設時から運用時の問題解決によく利用させていただいています。最近では、自社製品や新商品企画時における販路開拓や知的財産権に関する疑問は知財センターなど公社の相談窓口を利用していますが、忙しいときなど電話でも対応していただけるので大変助かっています。これからも有効に活用させていただき、自立化を目指します。

担当者の声
 自立化を目指し、新たな取り組みを通じて経営の活路見いだそうとする積極的な経営活動が評価され、埼玉県から平成16年度「彩の国経営革新モデル企業」として選出されています。また、最近では生分解性プラスチックの普及を目的としたNPO法人を立ち上げるなど社会貢献にも積極的です。これからも公社の支援策を活用し、更なる自立化と社会貢献を目指していただくよう期待しています。

企業基本データ
代表 代表取締役 内舘聰
住所 埼玉県さいたま市西区島根634
電話 048−623−4065
e-mail info@tokiwa-sp.com
URL http://www.tokiwa-sp.com/
従業員 3人
業種 印刷業
主要製品 スクリーン印刷、PAD印刷、点字印刷、厚盛印刷、滑り止めシール、避難誘導標識シール