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「酢卵」飲料の事業化支援
有限会社南那須鶏卵 平成18年
企業概要
 昭和61年に創業した当社は、契約農家から仕入れた卵をスーパー等に卸すのが主たる事業ですが、鶏卵を食酢で溶かした健康食品である「酢卵」をはじめ、ヤーコン茶、自然派洗浄剤など、鶏卵卸売業の枠にとらわれない独自の商品開発にも積極的に取り組んできました。

 現在、当社が最も力を入れているのが、「酢卵」飲料の事業化です。「酢卵」は古くから民間療法に使われており、健康に強い関心を持つ濱田社長は、以前から「酢卵」の効能に着目し、オリジナルの「酢卵」を開発すべく研究に取り組んでいました。

 そんなある日、濱田社長の父親が突然脳溢血で倒れたのです。そこで、開発中の「酢卵」を寝たきりになった父親に飲ませ続けたところ、病状が奇跡的に回復したといいます。「酢卵」の効果を実感した濱田社長は、商品化に向けて更なる研究開発に取り組みました。

 平成15年には、烏山町(現:栃木県那須烏山市)にインキュベーション施設・ベンチャープラザ烏山がオープンすると同時に入居し、そこを拠点として官・学とのネットワークを広げ、大学や公設試とともに研究開発を進めています。

 当社では、平成16年に経営革新計画の承認を得て、平成17年には新連携の認定を受けるなど、各種の支援制度を活用して「酢卵」飲料の事業化を進めています。現在は、新連携に認定された「きび酢卵清涼飲料(栄養機能食品)の事業化」(鹿児島県・奄美大島特産のサトウキビからとれるきび酢と烏骨鶏卵を原料とした酢卵飲料の開発)を、個別支援チームのサポートを受けながら進めています。

 国内外における鳥インフルエンザの影響で一時は危機的状況に陥った鶏卵業界ですが、そうした厳しい状況の中にあって、「酢卵」事業に新たな活路を見いだそうとしています。
烏骨鶏の飼育風景(上)と
同社指定農場(下)
 
「烏骨鶏きび酢卵」と
「烏骨鶏もろみ酢卵」
写真一覧

支援内容
 財団法人栃木県産業振興センターでは、同社の行う「酢卵」飲料の事業化に向けて、各種の支援を実施してきました。

 販路開拓面では「市場展開支援事業」(商社系OBを中心とするNPOによる販路開拓支援)を活用して「烏骨鶏もろみ酢卵」の販路開拓支援を行い、販売チャネルの拡大につなげました。

 また、「烏骨鶏きび酢卵」の開発・商品化に関しては、「リエゾンリサーチ事業」(大学等との共同研究に要する費用の一部を助成)を活用して大学と共同研究を実施し、商品開発につなげました。

 新連携の取り組みに関しては、「ベンチャーオフィス専門家派遣制度」を活用して事業計画の策定を行うなど、認定申請に向けての各種支援を行い、平成17年に栃木県の第2号案件として認定を受けました。認定後も、事業の進捗状況に応じて適宜フォローを行い、事業化に向けて継続的に支援しています。新連携補助金にも採択され、事業化に向けての体制が整いつつあります。

企業者の声
代表取締役社長
濱田正氏
「酢卵」飲料の事業化に向けて、販路開拓面、資金面を始め、栃木県産業振興センターからさまざまな支援を受けることができました。現在取り組んでいる新連携に関しても継続して支援をいただき、感謝しています。何とか事業化を成功させて、これまでの支援に応えていきたいと考えています。

担当者の声
 同社は経営者の熱い思いと強いリーダーシップのもと、経営革新、新連携など、新たな施策をいち早く活用して次なる事業展開を図っています。現在取り組んでいる「酢卵」飲料が事業として大きく育ち、インキュベーション施設から巣立っていくことを期待しています。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 濱田正
住所 栃木県那須烏山市興野2047
電話 0287-84-3598
e-mail info@sutamagohonpo.com
URL http://www.sutamagohonpo.com/
従業員 30人
業種 鶏卵加工、卸売業
主要製品 鶏卵、鶏卵加工食品