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特許を活用した新製品のマーケティング支援
株式会社ダイサン 平成18年
企業概要
 当社は、昭和56年に、プラスチック金型の技術者だった小瀧大蔵(現社長)が創業した会社です。当初は、弱電やハンガー等の金型製作を手掛けていましたが、農機具用フィルターの金型製作を機に、ネット(網)に興味を持ち、中でも細目網状製品に関して独自の金型技術の開発に着手しました。平成4年には、2年間の努力が実り、従来は別々に製作されていた網と枠の一体成形に成功しました。

 同業者や大手電気メーカー等から大きな注目を集めることになった技術でしたが、平成10年には、「誘導体」(樹脂材料を均一に誘導する道)を有する独自の金型技術を基礎に、成形機も導入し、プラスチック製品の製造販売も開始しました。以後、微細な偏網目加工技術を活かした家電製品用フィルターや浴室・キッチン用フィルター等を製造、販売してきました。最近は、これまで培ってきた偏網目加工技術の集大成ともいえる「滑る樹脂ボード」(商標名:スライダーストック)を新たに開発し、販売を開始しています。平成18年秋には新工場が完成し、「スライダーストック」の量産体制が整備されました。この樹脂ボードは、コンビニやスーパーの陳列台、工場の保管棚、物流関連機器等、幅広い分野での利用が期待されています。

 平成3年から特許等の出願を始め、現在までに特許10件(日本・米国・韓国・中国・香港)、商標5件を取得しています。大手電気メーカー等への技術移転は6件に上ります。

 今後は「技術創造型企業」、「技術提案型企業」を基本に、特許を活用した製品の国内外展開を目指します。
重量物搬送用・滑りボード〜工場内、物流等で使用
 
各種フィルター〜エアコン、プロジェクター、医療機器等に使用
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支援内容
 財団法人栃木県産業振興センターでは、事業計画策定から販路開拓まで、さまざまな支援事業を効果的に組み合わせて支援活動を行ってきました。具体的には次のような支援策を実施しました。

(1)栃木県フロンティア企業認定(平成16年度)。
(2)専門家派遣4回(事業計画策定、特に収支計画と設備資金計画を金融機関に提示)。
(3)市場展開支援事業(商社OBによる販路開拓支援〜平成17年度、18年度)により、商社との販売代理店契約を締結。大手コンビニチェーン等との商談進行中。
(4)東京での「とちぎマーケティング戦略2005」、「両毛地域商談会」(平成17年度)に出展。
(5)栃木県産業振興センターの補助金(「リエゾンリサーチ事業」〜平成18年度)により、大学との共同研究で「自動検査装置」を開発中であり、量産化の準備に入っている。
(6)県では、「レッツBuyとちぎ」(栃木新商品購入支援事業)認定商品に「スライダーストック」を採択(平成18年8月)。
(7)経営革新計画の承認を受ける(平成18年9月)。

企業者の声
代表取締役
小瀧大藏氏
 当社や製品に対するさまざまな認定が、製品のアピールポイントとなりました。また、支援センターの担当の方に同行して頂く等の積極的な販路開拓支援により、単一で行う商談よりも信頼度の高い商談を展開することができました。お蔭様で新工場の完成も間近となり、今後は作成でも支援して頂いた「経営革新計画」をもとに、更なる企業努力を重ねていく所存です。

担当者の声
 小瀧社長の事業化への強い思いと行動力が基礎にあり、このことが公的支援の適宜活用につながり、今般の新工場建設と販売が実現したものと思います。社長とのコミュニケーションを密にしつつ、販売先や大学にも同行する等、きめ細かい支援を心がけてまいりました。

企業基本データ
代表 代表取締役 小瀧大藏
住所 栃木県足利市小俣南町15-16
電話 0284-63-2287
e-mail info@daisan-net.com
URL http://www.daisan-net.com
従業員 6名
業種 プラスチック金型及び製品の設計・製作・卸
主要製品 滑る樹脂ボード(スライダーストック)、工業用・家庭用一体成形樹脂フィルター