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燃料電池電源の技術開発から市場調査・販売活動までの一貫支援
株式会社バンテック 平成18年
企業概要
 株式会社バンテックは、平成4年に鈴木電機株式会社の配電盤製造部が独立し、キュービクル受電設備や分電盤の製造販売を中心に事業を行ってきました。当該事業を進めながら新規事業起こしを探求する中で、北京大学を通じて、固体高分子型燃料電池スタックの供給を受けることができるようになり、燃料電池電源の開発に取組むこととなりました。平成15年にエコシステム部を新設し、燃料電池電源事業化に乗り出しました。その結果、現在は

(1)燃料電池電源製造販売
(2)高圧受電盤、分電盤、制御盤等の製造販売
(3)受変電設備、動力・電灯・計装工事及び設計・施工

を事業の主な柱とするに至りました。なお平成14年には、社団法人日本配電盤工業会(JSIA)優良工場の認定やISO9001の認証を取得しています。

 当社の燃料電池は、水素と酸素を燃料とする固体高分子型燃料電池であり、スタック、インバータ、水素吸蔵合金等を内蔵し、水素の漏洩警報センサーや温度変化の制御等、発電を効率よく行うことが可能な燃料電池電源です。具体的商品としては次の通りとなっています。

(1)据置型燃料電池電源システムアースセーバーEFC−2000:企業の危機管理対策や非常災害時の長時間バックアップ用電源として、7,000Lの水素で約5時間の運転が可能
(2)ポータブル燃料電池システムアースセーバーEFC-600/1000:重量24kgの背負子型の燃料電池電源で、水素吸蔵合金による500Lの水素で約45分間の発電が可能
(3)燃料電池カートFCKT−300:レンタル・リースも可能な燃料電池で動く小型カート


 据置型燃料電池電源システムは、稚内新エネルギー研究会への納入実績もあり、着実に燃料電池電源事業は進展しています。
稚内新エネルギー研究会への燃料電池電源納入
写真一覧
 
据置型燃料電池電源システムアースセーバー
EFC-2000
写真一覧

支援内容
 燃料電池電源を事業化するので支援を欲しいと言って財団法人栃木県産業振興センターへ来訪されたのが支援のきっかけです。支援の内容は以下のとおりです。

(1)技術開発支援:宇都宮大学工学部及び栃木県産業技術センターを紹介し、技術課題に取り組んでいます。専門家派遣事業の利用により、特許案件の抽出・作成・申請指導を受け、特許を出願しました。
(2)経営革新計画策定承認申請の支援:経営革新計画の作成と申請支援を行いました。それにより同社は承認を得ることができ、支援施策である研究開発補助金や融資を受けることができました。
(3)栃木県支援施策の利用支援:「栃木県フロンティア企業認証」や「レッツBuyとちぎ」認定商品への支援をしました。
(4)販路開拓支援:財団法人広域関東圏産業活性化センター(GIAC)の「新商品開発に関する技術コンサルティング事業」への推薦をし、市場調査を実施しました。また同社は、当振興センターの販路開拓支援制度を利用しています。

企業者の声
代表取締役社長
鈴木和芳氏
 技術支援から市場調査、販路開拓に至るまで支援をして頂いています。最近はマスコミにも取上げられ、反響は大きいです。しかし燃料電池が一般市場で動き出すのは2〜3年後と見られ、地方自治体での率先した採用に期待しています。

担当者の声
 燃料電池電源という最新商品を市場に展開するにあたり、技術面及び販売面で多くの課題があります。これらを粘り強く解決していくことが必要で、これからも多面的な支援が必要であり、継続して支援し、栃木から環境配慮の燃料電池電源を発信したいと思います。

企業基本データ
代表 代表取締役社長 鈴木和芳
住所 栃木県那須塩原市二区町321
電話 0287-36-3398
e-mail info@vantec-jp.com
URL http://www.vantec-jp.com
従業員 53名
業種 電気機械製造業
主要製品 ・燃料電池電源(固体高分子型)
・高圧受電盤・分電盤・操作盤・制御盤・監視盤・メタクラ盤コントロールセンター・消防認定高圧受電盤の設計・作成
・受変電設備・動力・電灯・計装工事の設計・施工