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給与体系等の改善で、やる気の出る組織作り
東北新和化学株式会社 平成18年
企業概要
 当社の主力製品は、フォークリフト用のバッテリー液です。フォークリフト製造大手N社の大きな信頼を得て、バッテリー補充液やウィンドウォッシャー液を製造してきました。工場も、N社の販売拠点に合わせる形で、二本松の本社工場の他、京都、岡山、福岡にも設けております。

 業績は至って順調なのですが、事業展開のスピードに必ずしも会社の人・組織が対応しきれていないもどかしさを、社長は感じるようになっていました。その原因として、本社のほかに遠隔地に3つの工場があるため、社長一人で全てを管理し、指示するわけには行かなくなっていたのですが、各工場や部門の責任者が十分に役割を果たせる仕組みが構築されていなかったのです。そこで、全社に共通の基準を定め、事業のスピードに対応できる体制を整えようと考えていました。
社屋

支援内容
 伊藤社長が、平成17年秋に財団法人福島県産業振興センターが実施した「経営改善セミナー」に参加したのは、上記のような考えを抱いている頃でした。講師との懇談の中で、当センターが実施している「コンサルティングサービス」を紹介され、その場ですぐに相談申込書を書かれたのでした。「コンサルティングサービス」で当センターの担当スタッフと専門家とで伊藤社長と話し合い、適正な人事考課システムを構築することが必要であることを明らかにしました。これまでは、給与体系や昇給、評価の仕組みが明確になっておらず、社員にやる気が芽生えても、それに報いる仕組みができていないため、社員のやる気もすぐにしぼんでしまう状況にありました。

 専門家を7回派遣し、指導・助言を行いました。当時の給与体系の精査を行い、改善すべきところを指摘し、新しい給与体系の導入を決めました。給与体系を円滑に推進するための考課評価票も作成し、賞与の評価基準も設けました。

 これら制度を整備するとともに、社員にも制度内容を明示し、一人ひとりが目標を持って仕事ができる環境を整えました。加えて、会社の中長期計画も策定し、社長の経営ビジョンを具体的に示すようにしました。

企業者の声
代表取締役
伊藤要三氏
 今回の指導・助言を受け、給与体系等の整備や具体的な経営ビジョンを示しましたが、この事で、私の思いが社員に浸透するようになりました。

 新しい評価制度は4月からスタートしました。導入当初は、少し戸惑うこともあったようですが、6月ころから徐々に理解が深まり、売上も前年比で十数%の伸びを獲得するようになりました。

担当者の声
 厳しい経営環境が続く中では、給与体系等導入後の東北新和化学の経営は、「優良企業」と評価されてしかるべきものがあります。

 しかし、環境変化は依然激しく、「優良企業」であり続けることに楽観はできません。「企業は人なり」と言われます。会社の成長にとって、社員が「人財」となるような仕組みが構築され、浸透しているかが大きなポイントとなりますので、今後も引き続き努力を重ねることが肝要です。

企業基本データ
代表 代表取締役 伊藤要三
住所 福島県二本松市原セ笠原381-3
電話 0243-22-7651
e-mail
URL
従業員 16名
業種 自動車部分品製造業
主要製品 フォークリフトのバッテリー液