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こだわりの野菜生産による高付加価値農業の展開
有限会社マルセンファーム 平成18年
企業概要
 従来、水稲単作の兼業農家でしたが、経営主の父(現会長)が専業農家に転身し、パイプハウスでのホウレン草栽培を開始しました。徐々に規模拡大を図り、平成5年には鉄骨ハウスにを導入し、野菜主体の経営基盤を確立しました。

 翌平成6年、千葉卓也氏(現社長)が就農し、宮城県鹿島台町(現大崎市)で「味にこだわる個性派商品」として売り出している「デリシャストマト」の栽培を開始しました。平成7年には次男の哲也氏(現専務)が、町内では取り組みの少ない菊の生産を始め、現在の大規模施設園芸経営を展開しています。

 水稲部門は、自作地での作付けは30aと少ないのですが、3戸共同(志田2水稲生産組合、会長が組合長)で25haの作業受託を行っています。

 栽培技術の特徴として、自家製堆肥、有機質肥料による土づくりにこだわり、農薬の散布量も減らし、トマト、ホウレン草は、県の農産物表示認証(農薬節減、化学肥料不使用)を取得し、農産物の付加価値を高め「安全・安心・おいしくて新鮮」をテーマに、自社ブランド商品として安定的な生産販売を確立しています。

 デリシャストマトは、節水栽培することで糖度が上がり、糖度と酸味のバランスが良いことから、消費者や市場関係者からの評価が高く(価格:1200円/kg程度)、需要に生産量が追いつけない状況となっています。

 このため、平成16年度新みやぎのアグリビジネス戦略経営体育成支援事業(県事業)の採択を受け、13,392平方メートルの鉄骨ハウスを新たに導入し、大幅な規模拡大を実施しました。本事業の導入に合わせ個人経営から法人経営に移行し、有限会社マルセンファームを設立しました。
マルセンファーム ハウス
 
デリシャストマトとデリシャストマトジュース
写真一覧

支援内容
 みやぎ産業振興機構として、平成16年度の補助事業導入に当たり、事業計画の作成から、計画の評価、計画のブラッシュアップ等総合的な支援を展開しました。また、計画の客観的な評価を確認するため、「アグリビジネス実践経営塾」において各分野の専門家から各種評価・意見・提案等をもらい、これらを計画に反映させました。

 組織形態も個人経営から法人経営に移行するため、経営者としての明確なビジョンや経営センスを磨き上げることが必要であり、代表取締役となる卓也氏を「アグリビジネス起業家育成講座」受講へ誘導し、人材育成を図りました。

 販売に関してはトマトが直売や宅配、ホウレン草が農協経由の市場出荷が中心でありましたが、新たな販路開拓としてインターネット販売を希望していたことから、ホームページの立ち上げやネットショップ開設のため、IT関連の専門家派遣を行いました。

企業者の声
代表取締役
千葉卓也氏
 事業計画の作成から、事業導入、規模拡大に至るまで、農業改良普及センターや財団法人みやぎ産業振興機構のアグリビジネスマネージャー、実践経営塾の専門家から適切なアドバイスを受け順調に事業に取り組むことができました。また、これら総合的な支援により経営者としての感覚を磨くことができ、今後の企業経営に大きな自信を持つことができました。

 これまで受けた指導・助言を活かし、これからも消費者から指示される、安全・安心でおいしくて新鮮な農産物生産を行っていきたいです。

担当者の声
 現在、同社の農産物栽培技術は県内でもトップクラスでありますが、常により高いレベルに挑戦する姿勢であり、高品質なものを提供することに使命感を持っています。これらの取り組みが、消費者から強い支持を得ている結果であり、今後更に発展する可能性が見込まれます。財団法人みやぎ産業振興機構としては、今後とも適切な総合支援を行っていき、更なる発展を期待するものです。

企業基本データ
代表 代表取締役 千葉卓也
住所 宮城県大崎市鹿島台大迫字上志田350
電話 0229-56-5269
e-mail info@m-farm.jp
URL http://www.m-farm.jp/
従業員 社員6名、パート20名
業種 耕種農業
主要製品 トマト、菊、水稲